どうも、塚田です。
今日は、MACDについて少し。
ジェラルドアペルが開発したといわれるMACDですが、
マックディーと呼ばれており大変多くのトレーダーに、
使われているオシレーター系テクニカル指標です。
正式名称は「Moving Average Convergence and Divergence」
日本語で「移動平均収束拡散法」です。
MACDは期間の異なる2本のEMAのギャップの伸縮をみて、
トレンド方向を判断しようとういうものです。
MACDには「MACD線」「シグナル線」「MACDオシレーター(OSCI)」の三つの線があります。
① MACD線は2本のEMAのギャップを示します。
② シグナルラインはMACD線をさらに指定した期間でEMA化したものです。
③ OSCIはMACD-シグナルラインで算出されたものです。
(MT4のデフォルトのMACDでは出ません)
以下がMACDの実際の活用法です。
・MACD線の上昇・下降
MACD線そのものの上昇・下降で売買サインとしてみる方法です。
MACDのクロスなどとは違い角度などを感覚で判断する必要があります。
・OSCIの乖離
買いならばマイナスに拡大した乖離が0になったとき、
売りならばプラスに拡大した乖離が0になったとき。
・MACDのクロスサインでの売買
「安値圏でのゴールデンクロスと高値圏でのデッドクロス」や「0ラインをクロス」で売買する方法。
トレンド相場では大きな利益を得られますが、
レンジ相場には向いていません。
それにオシレーター全般に言えることですが、
シグナルのラグがありサインがでるのが遅いです。
単独でクロスサインとしてエントリーしても勝てませんが、
複数組み合わせることによってシグナルとしても使えると思います。
・トレンド方向の確認
MACDを使って上昇トレンド・下降トレンドの判断する方法。
使いかたとしてはこの方法が一番主流かもしれません。
MACDをフィルターとして使います。
二つの線が、0ラインより上でロングのみ
、0ラインより下でショートのみといった方法や、
ゴールデンクロス中でロングのみ、デッドクロス中でショートのみといったフィルターです。
この方法ではMACD線の角度も重要になってきます。
角度が弱まっていたり、反転しかかりになると、
トレンドが転換する可能性が高まってきます。
MACDのパラメーター設定
MACDのパラメーター設定で有名なものは以下のとおりです。
ジェラルド・アペル(開発者)の12、26、9
投資苑の5、34、7
クリスマニングの9、17、7
MACDのパラメーターはMAなどとは違い、
変更してもさほど変わりませんので迷うならば
デフォルトの12、26、9で問題ないと思います。
開発者も明確な期間設定はないといっています。
MACDはうまく使えば便利ですが、
あくまでオシレーターは補助であるという考え方が大事です。
MACDをさらに詳しく知りたいマニアックな方は
開発者が本を出してるのでそちらを見て下さいね。