どうも、塚田です。
今日は、通貨ペアの流動性について少し。
通貨ペアは流動性が高いほど
市場心理を反映しやすくテクニカル分析に適しているといわれています。
通貨ペアの流動性のデータは、
国際決済銀行(BIS)が3年ごとにレポートで発行しています。
BISでは流動性のデータや
世界の機関投資家の動向などのデータも公表しています。
ちなみにこのデータは2010年のものです。
(ちょっと古いですが今でもほとんど変わりません)
1位 ユーロドル 28%
2位 ドル円 14%
3位 ポンドドル 9%
4位 豪ドル米ドル 6%
5位 米ドルカナダドル 5%
これを見ると米ドルがまだ
基軸通貨の位置づけが強いことが伺えますね。
米ドルがらみのシェアはすべて足すと85%にもなります。
ユーロ円などのクロス円は日本では人気がありますが、
世界的にみると、圧倒的にドルストレートの占める割合が多いですね。
1位~3位で50%以上のシェアがあります。
クロス円はランク外で、ユーロ円でも3%のシェアです。
一般的にドルストレートの方がテクニカル分析に向いており、
クロス円は瞬間的な値動きが多く読みにくいと言われているのは、
流動性が高くチャートが安定した波形を描くからです。
またマイナーな通貨ペアは流動性が低いことから、
ファンドに操作されやすく「ファンドのおもちゃ」ともいわれているそうです。
やはり取引する通貨ペア選びは、
メージャーな通貨ペアが無難でしょうか。
通貨ペアの相関性やボラティリティは常に変動していますので
取引のしやすい「おいしい通貨ペア」は時代によっても変化してくると思います。
参考にして下さいね。