どうも、こんにちは、塚田です。
先週は毎年恒例の風邪をひいていましたが、幸い1日で完治しました。
風邪をひくと、健康の大切さが身に染みにますね。
さて、今日は、勝ち抜くための検証理論についてお伝えしたいと思います。
データ取りにこだわらない
まず検証作業の良くある間違いとして、過去2、3ヶ月のチャートで検証をして、それで利益になったのであれば、「それが未来永劫稼げるロジックである」と考えてしまうことがあります。
これ結構勘違いしてしまう人が多いんですが、固定の相場ロジックでは、稼ぎ続けることはできません。
確かに、検証したトレードの成績が良かった場合は、テンションも上がるでしょう。
「これ必勝法じゃん!」といったような感じですね。
ただ、相場は変化するものですから、変化に合わせて対応できないと、安定した結果を出し続けることは出来ません。
もちろん、一時的には通用する可能性はありますが、それは相場が変わってしまえば一気に通用しなくなります。
簡単に言ってしまえば「Aという状況になったら、売買する」というような、誰でもできるトレードロジックは選ばないことですね。
データ取りにこだわるあまり、必勝法を追いかけてしまわないようにしましょう。
検証の意味
では、検証作業を行うことに何の意味があるのか?というと、それは、「数をこなして、チャートを見る目を養うこと」です。
検証作業は、これに一番の意味があるのであって、詳細なデータを取ることには、あまり意味はありません。
(システムトレードでもない限りは)
過去の相場で検証をすれば、他の通貨ペアとの絡みも考慮していませんし、指標発表や各国イベントなども考慮されていないものになっています。
さらに、どれだけ検証を行っても、それは過去の相場。
未来の相場は過去の相場と同じにならないからです。
相場はレンジ相場とトレンド相場を繰り返しているので、それに合わせて対応していくことが必要なんですね。
その為に、チャートを見る目を養うことが必要になってきます。
プロと、素人との違いは、はっきりと「相場の重要なポイントが分る」ことです。
つまり、同じチャートを見ても、見えている景色が違います。
どこが、重要な高値で、どこが重要な安値であるか、今どのような状況であるかが一瞬で分るのです。
多くのチャートを見て、見る目を養うことは、スキルを向上させるためには、とても良い学習方法になるでしょう。
検証は質よりも、とにかく量をこなすことが大切です。
デモと実戦の差
そして、デモトレード(仮想売買)と、実戦(リアルトレード)との差もあります。
相場で勝ち続ける為にもっとも難しいのは、トレードの方法を覚えることよりも、メンタルコントロールを習得することです。
デモトレードでも経験はつめますが、それでも、実戦とは圧倒的に経験値が違います。
いくらデモトレードを繰り返しても、トレードの本質的なスキルは身につかないんですね。
なので、できるだけ実戦を繰り返すことが必要になります。
ミニマムロットでも良いですから、自分のお金をリスクにさらして、トレードをすることが大切です。
実際の検証方法
超初心者であれば、過去チャート、FT2などを使った、デモトレードを行ってみると良いと思います。
これは、気楽ですし、相場の雰囲気を掴むにはとても役立ちます。
それ以外の経験者の場合は、小さいロットサイズで実弾での検証を行うことです。
私はいきなり、10万通貨単位でトレードを始めてしまいましたが、これは、資金がショートする可能性が高いのでオススメしません。
始めはできるだけ小さく、そして利益が出るにつれて、ポジションサイズは増やしていきましょう。
そして、何よりも大切なのは、そのトレードの結果を記録して、振り返ることです。
記録の方法は、自分のやりやすい方法で、続けやすい方法なら何でも良いです。
紙に印刷して記録しても良いですし、エクセルなどに記録していっても構いません。
大切なのは、面倒にならずに続けていき、そして、その記録を振り返って考えることです。
・このトレードの根拠はなんだったのか?
・感情に振り回されたトレードではなかったか?
・資金管理のルールはしっかりと守れたか?
・このトレードが次のトレードに与える精神的な影響は無いか?
終わったトレードを振り返ってよく考えてみてください。考えることが何よりも大切です。
考えれば考えるほど、理解度も上がっていき、確実にスキルが上昇していくと思います。
地味ですが、頑張ってみてください。