どうも、こんにちは、塚田です。
今日は、取引に関するリスクについてお話します。
業者リスク
まずは、取引業者に関するリスクについて。
あなたは、不足の事態に備えて、取引できる業者を複数口座用意しているでしょうか?
良くあるパターンとして、一つの口座に資金を全て集中させて、他の口座に全く資金を入れていない状態がありますね。
確かに、一つの取引業者だけで全ての取引をしたいという気持ちも分るんですが、それではリスク抱えることになります。
取引業者のリスクとしてまず、「システムリスク」が考えられます。
システムリスクとは、取引システムのエラーや不具合のことですね。
通常、ブローカーは、データセンターにサーバーをおいて、24時間体制で監視をしている訳ですが、それでも、データセンター内でトラブルが発生することが稀にあります。
なので、万が一何らかの障害でポジションが決済できない状態になったとしても、損失を被らないようにしておかなければなりません。
複数の口座を用意しておき、いつでも反対注文を出せるようにしておけば、損失を回避することができます。
また、このようなトラブル以外にも、災害に関わる事態で、取引が制限される可能性も考えられます。
例えば、
・大地震で、データーセンターのシステムがダウン
・ミサイルが打ち込まれてシステムダウン
・戦争状態になり取引不能
などなど・・・
起こる可能性としては高い訳ではないんですが、全く起こらないとも言い切れません。
また、ブローカーの経営が破綻して、取引が不能になったり、一時的に資金がロックされる可能性も考えられます。
備えあれば憂い無し、ということで、取引業者の健全性を前もって確認しておくことや、リスクをとったポジションは、いつでもカバーできるようにしておくことをオススメします。
取引環境のリスク
今お話したのは、ブローカー側の問題ですが、このほかに、自分の「取引環境が原因のリスク」も考えられます。
例えば、取引に使っているPCが使えなくなってしまったり、急にインターネットが繋がらなくなってしまうという、不測の事態も考えられますね。
なので、こういった事態に備えて、デスクトップPCだけでなく、ノートPCやモバイルでも取引できるようにしておいたり、ネット回線を複数用意しておくことが必要になります。
(例えばモバイル通信、Wifiルーターなど)
そして、それ以外にも、ログイン情報や、問い合わせ先などの情報をバックアップをとっておくこともオススメします。
万が一機器が壊れても、対応できるようにしておけば安心ですね。
バックアップ情報は、外付けHDDやUSB、クラウドなどに入れて、更にアナログでも保存しておけば完璧です。
あらかじめリスクを知っていれば、殆どのリスクは防ぐことができます。
いかなる状況になっても、泣き寝入りしないように武装しておく必要がありますね。
最低限のことはやっておくようにしましょう。