トレードの1%ルール その1

1%ルールとは資金管理のルールで、1トレードに賭けるリスクの割合を資金の1%留める方法です。

この%は先物関係の本などを読むと5%だったり、10%だったりまちまちですが基本はやはり1%になります。

1%ルールをトレードに適用する方法は、

例えばクロス円のトレードで、100万円の口座資金があった場合は、100万円の1%ですので1万円をリスクにさらして良いことになります。

損切り幅が10PIPSの場合は10万通貨でトレードすればストップにかかったときの損失は1万円になりますし、損切り幅が20PIPSの場合は5万通貨単位でトレードすれば損失は1万円になります。

つまり損切り幅から、トレードするときのロットを割り出してトレードするわけです。

ドルストレートの場合はドル換算なので少し変わってきます。

このロット計算はエクセルに式をいれたシートを作っておくと計算しなくていいので楽です。

最近はあまり聞きませんが少し前にFXが流行ったころは、「100万を半年で1億に!」などとよくキャッチフレーズのように言われていました。

たしかにすごいことにはすごいんですが、一体どんな資金管理だったんだと思いますね。

レバレッジ制限が高かったとはいえこれほどまでに急激に増えるには相当無理な資金管理だったんではないかと思います。

海外のトレーダーには資金の1%以上リスクを賭けるトレーダーは猿であるとまでいうトレーダーもいます。

それほど資金管理に気を使っているんですね。

私も資金管理はこの1%ルールによるリスク管理を行っています。

1%なんて少ないんじゃないの?と思う方もいると思います。

私も始めたばかりの頃はそのように思っていましたがリスクは1%でもリターンは1%以上になりますし、なにより精神的に負担が少ないためトレードがうまくいきます。

大半のトレーダーはリスクの取り過ぎでトレードが上手くいっていません。

今は専業としてやっている以上口座を破綻させる確率はどうしてもあげられませんので、リターンよりも先に大切な資金を守ることを考えます。

資金管理をどうすればいいかわからない方や決めかねている方は、堅実で簡単な方法である1%ルールをお勧めします。

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3件のコメント

最近自分で気づいたとても重要な考え方が
この記事に載っていました(笑)
損切り幅から、トレードするときのロットを割り出してトレードする
この文にとても共感がもてます。
今まで、同じlot数でトレードし続け、
大きな損切り幅を悪とし、ひたすら狭い損切り幅のところだけを
狙っていた自分としては目から鱗です。
(まさにpipsで判断してました)
それを
エントリーポイントから
損切ポイントより利確ポイントまでいく
優位性があり、検証結果・自信があれば、
そこまでの幅(pips)よりもリスクリワードの比率に
注目するべき。ということに気がつきました。
常に同じlot数でやるとボラティリティーの上下でかなりぶれます。
そして、この方法だとレンジの時とトレンドが大きく出てる時の
二つの手法で同じく優位性があるのに
取引ごとに同じ損失額でトレードができるので、とても安定しているように思います。
記事を読んでもやもやが確信に変わりました。
どうもありがとうございました。

なるほど。。
ヒデキさんのコメントを拝見して、自分の理解度の甘さに呆れました。。
また、出直し。。とほほ。。。

ヒデキさん、たけしさん、
気づきを得られたようで、よかったです。
ロットサイズを可変することによってボラティリティの波を吸収することができ、それがリスク軽減に繋がります。
この考え方はリスクマネジメントの基本であり、かなり大切なことです。
いつも応援ありがとうございます^^

ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。