こんにちは、塚田です。
噂のKindle Unlimitedがついに日本でも始まりましたね。
ラインナップはまだ十分とは言えませんが、これはかなりヤバいサービスです。
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/kindle/ku/
専門書もそこそこありますし、newsweekなどの雑誌もありますので簡単に元が取れてしまいそうです。
さて、では話は変わりまして、今日お伝えしようと思うのは、「チャートパターンを妄信するな」という話です。
多くの人がテクニカル分析を駆使して、必死に売買を行っているわけですが、多くのトレーダーは結果を出せないでいます。
その典型的なパターンとして多いのが、チャートパターンを妄信的に信じて売買を行っているケースです。
チャートパターンの妄信
例えば、この相場状況、仮に相場がブレイクアウトしたので、押し目買いを狙って売買のシナリオを考えるとします。
確かにこの状況は売買を狙いたいタイミングではあるんですが、
そもそもとして、「何故ここで買うのか?」という意味まで考えているでしょうか?
「レンジ相場からブレイクアウトしたので買い」と単純に考えてしまえば、表面的な知識だけの浅い売買になってしまいます。
単純にシグナルが出たから売買するのではなく、そこから一歩突き詰めて、参加者同士の攻防に注目することが大切です。
テクニカル的に売買のシグナルが出た際も、
「何故、押し目で買っていくのか?」
「何故、ブレイクアウトの後、買っていくのか?」
というところまで、踏み込んで考えていきましょう、
例えば、上方にブレイクアウトが起こったケースでは、それまで売りポジションを持っていた売り手は、慌てて高い値段で買い戻すことが考えられますし、(損切り)
逆にブレイクアウトが起こったことにより、 動きに便乗して新規の買いが入ってくることも考えられます。
価格が上昇する理由は、「より高い値段でも買いたい」と多くの参加者が考えているからに他なりません。
マーケットの価格形成は、買い手と売り手が折り合った時に価格が決定しますから。
これが、押し目や戻りを狙って売買をする理由です。
チャートをただの数字のグラフだと思わずに、チャートパターンの背景にある、市場心理を読み解く努力をすることです。
少しづづで良いので、参加者の身になって考えるクセをつけるようにしてください。
どれも当たり前のことではありますが、チャートパターンを妄信しているトレーダーと、そうでないトレーダーの間には大きな力の差があります。
一貫した売買を続けていくには、優れた技術があるのはもちろんのこと、自分の売買を信じる信念が大切になってきます。
どれだけ良い売買をしていたとしても、結局信じることができなければ、継続的に実行することができませんので。
これを意識して相場を見れるようになると、急激に上達していていくケースも多いです。
表面的なテクニカル分析をするのではなく、その裏側の参加者の心理を考えてみましょう。
マスターできると、きっと世界が広がりますよ。
では。