こんにちは、塚田です。
久しぶりの更新です。
お盆も過ぎれば、あっという間に年末になってしまいますよね。
最近は何かと忙しかったのですが、色々な行事や家族サービスも終わったので、
ぼちぼち、本腰をいれてやっていきたいと思います。
さて、では今日は「リスクとレバレッジのコントロール」についてお伝えしたいと思います。
以前メンバーの方から、こんなメッセージをいただきました。
毎週購入者通信ありがとうございます。
おかげさまで、コツコツと利益が増えてきていますが、
元の資金が少ないので少しづつしか増えていきません。
リスクを1%以上とるのは、マズイのでしょうか?
売買が上手くいっているのに、中々収益が増えていかないのは、確かにもどかしく感じる状況ですね。
通常の資金管理で運用していった場合の収益の金額は、「資金量」×「リスクの%」=「取引数量」で決まってきます。
つまり資金量が多いほうが取引数量が増えることになりますし、逆に、資金量が少ない場合は、取引数量が減り、資産が増えていくスピードが遅くなるわけですね。
そもそも、何故私が1%のリスクを推奨しているかというと、それは、過剰なリスクを取って破産しないために1%のリスクを推奨しています。
ですので、必ずしも1%にする決まりがある訳ではありませんし、個人の考えによってリスクの割合は変わってくるでしょう。
ただ、理解しておいて欲しいのは、1%のリスクは決して低すぎるリスクでは無いということです。
試しに、5%以上のリスクをとって、連敗のシュミレーションをしてみると分りますが、資金がみるみるウチに減ってしまいます。
リスクの%を増やしていけば、資産の増える速度も速くなりますが、逆に資産が減る速度も速くなるわけですね。
一度大きく元金が減ってしまうと、戻すのはかなりキビシイですから、過剰なリスクをとることだけは絶対に避けましょう。
元金が消滅しなければ、何度でも挑戦できますし、挑戦が続けられれば、必ず技術は向上していくからです。
適切な枚数の決め方
「じゃあ取引数量はどれぐらいにすれば良いの?」ということになりますが、
これは、前述したように、「資金に対してパーセンテージで枚数を計算する」のが良いと思います。
この場合は、どれだけリスクをとっても3%程度に収めることをオススメします。
それと、後は「自分の心と相談をして決める」ことも大切だと思います。
精神的に無理が無いポジションサイズですね。
目安としては、5回連続で損切りをしても何とも思わない枚数か、または、翌週にポジションを持越ししても、安心して寝られるぐらいのポジションが適切だと思います。
できるだけ、安心して売買できるサイズでの取引をオススメします。
さらに、大きな収益を実現する為には、資金管理や技術だけでなく、「心のブレーキ」を外すことも大切です。
これは、いわゆるメンタルブロックってやつですが、これが外れないと中々壁を越えられないからです。
心のブレーキを外すには、目標を日ごろからイメージして、身近に感じることが大切です。
「自分には無理だ」という概念が薄れてくれば、それがトレードにも良い影響を与えるでしょう。
資金をリスクにさらす割合(%)は、最終的には個人の自由になるわけですが、最高でも3%程度に収めることをオススメします。
ただ、現実的に考えればリスクを増やしてリターンを上げるよりも、元金自体をコツコツ増やしていった方が、現実的かなと思います。
例えば、10万円の資金からスタートしたとしたら、リスク1%では、1回の売買での最大損失は1,000円になるわけですが、これでは中々増えていかないですよね。
実際には増えている訳ですが、金額が少ないので体感的に増えている気がしません。
なので、そういう場合は余剰資金を毎月少しづつ貯めて、元金にプラスしていき、それに伴って、持つポジション量を増やすという流れのほうが安全です。
「いっきに稼いで元金を増やしてしまおう」と考えるのは乱暴ですし、リスキーです。
コツコツと元金を増やしていけば、驚くほど収益は増えていくでしょう。
焦っては、全てが無駄になってしまいますから、堅実な運用を心がけることが大切です。
元金が増えれば、色々な資産クラスに資金を振り分けて運用することもできるので、運用に幅が出ます。
そうなると、さらに安定感が出てきますね。
PS
資産運用全般の基礎としては、魔術師たちの投資術(著:バン・K・タープ)がオススメです。
結構、破綻している話も多いですが、参考になる部分は多いと思います。
では、今週も頑張りましょう!