ピラミッティング(増し玉) とは、エントリー後に有利な方向に動いた後にポジションを積み増ししていくトレード方法のことです。
WD・ギャンが考案したとされています。
最初に1枚でエントリーした場合、順行したら2枚・3枚・5枚とポジションを積み増ししていきます。
この方法の利点は、トレンドに従ってポジションを増やしていくことできること、そして含み益を利用して新規のポジションを建てることができる点です。
デメリットとしては、1番最初のポジションサイズが一番小さいので、逆ピラミッドの形になってしまい、
トレンドの反転のタイミングがずれるとピラミッドが崩壊するかのように含み損が大きくなる点です。
正常なピラミッドを形成したい場合には、最初に最大のポジションを建てて、その後4枚・3枚・2枚・1枚と単位を減らして積み上げていく必要があります。
私の場合はロット管理が複雑になってしまうので、単一ロットでしかエントリーしませんが、偉大な投機家ジェシーリバモアはこの増し玉をよく行っていました。
最初に小さいなロットでポジションを持ち、自分の思惑に動いているのを自ら実感してから、大きなポジションを持ちます。
そして順行するごとに、ポジションを積み増していきます。(リバモアは逆ピラミッティング型です)
リバモアは投機で莫大な資産を築きましたが、この増し玉は性格的に向き不向きがあると思います。
増し玉は、資金管理の中でも難しい上級者向けの方法に分類されるといえます。
増し玉を行う際には、増し玉の危険性をしっかり理解し、計画的に行っていく必要があるでしょう。