どうも、塚田です。
皆さんはトレードの検証をなんとなく行っていませんか?
裁量トレードの検証を行うときは、機械的に行うのではなく、
実際のトレードでどのように感情が変化しているかに気を配ることが大切です。
システムトレードと裁量トレードのバックテストは似ているようですが、
全く違います。
システムトレードの場合は機械的にバックテストをかけ
データを抽出することに大きな意味がありますが、
裁量トレードの場合はトレードに裁量要素が加わりますので、
データ自体にあまり信憑性がありません。
ですのであまりデータ取りに執着する必要はなく、
真に大切なのはトレード中の感情の変化をあらかじめ体感しておくことにあります。
◆ エントリー後すぐに逆行しているが、イライラしたり、ドキドキしたりしないだろうか?
◆ 少し変わった相場パターンだが、エントリーを躊躇しないだろうか?
◆ 負けトレードが連続して発生しているが、その後落ち着いてトレードができるだろうか?
◆ 勝ちトレードが連続して発生しているが、その後調子に乗らないだろうか?
このようなことをしっかり考えながら検証を行うことにより、
単純に検証をするより遥かに実践的な経験を積むことができます。
というより、感情を考慮せずに検証を何百回やったところで
実践でのスキルは上がらないでしょう。
(MT4の過去チャートをなんとなく眺めて検証した気になっていませんか?)
それほど、デモトレードとリアルトレードでは差があるということです。
私も安定的な利益を上げられるようになったとはいえ、
実際のところ感情を100%コントロールするのは不可能です。
体調が悪かったり、モチベーションが下がったりすると、
少なからず感情は発生してしまいます。
私の場合、具合が悪かったり、
気分がすぐれない場合は思い切ってトレードを休みます。
(ほとんどありませんが)
人間ですのである程度の感情の発生はしかたがないですが、
メンタルをコントロールする意思が、有るのと無いのとでは大きな違いです。
訓練していけば、
誰でもある程度のメンタルコントロールは可能になります。
検証によって「慣れる」→「自信を付ける」→「メンタルをコントロールする」
といったことを身に付けていけば、トレードの技術は飛躍的に向上していくものだと思います。