こんにちは、塚田です。
この間のブログで相場分析を載せたんですが、「こんな感じの解説を載せてくれると嬉しい」と沢山のお便りをいただいたので、時間があれば記事にしていきたいと思います。
ただ、相場は常に動き続けるものですから、時間が経てばその動きによって戦略も変わります。
なので、間違っても鵜呑みしてトレードをしないようにしてくださいね。くれぐれも自己責任でお願いします。
そして、こんなメッセージもいただきました。
____________________
いつも楽しくブログ拝見しています。
相場分析の記事なのですが、私は塚田さんと完全に逆の見方をしていました。
何故その後の動きを予測できたのでしょうか?
____________________
相場分析は予測ではなく、現状を把握することが何よりも大切だと考えています。
利益を出そうと思うと「この後どっちに動くの???」と考えてしまいがちなんですが、それを予測するのは不可能なので、
「外す」とか「当たる」という視点で考えるのはナンセンスだと思います。
それよりも「トレードにプラスをもたらす要因がどこで発生するのか?」「どんな状況になったら、買いか、売りが有利になるのか?」ということを常に考えることが大切だと考えています。
相場の優位性ですね。
例えば最近のドル円の動きを例にすると、どう考えても下がると思ってショートを掴んでしまった人が、慌てて逃げ出している状況がみてとれます。
8/29にサポートを勢いよく下抜けて、そこで売りがひきつけられ、その売りのストップを巻き込み、反転上昇のきっかけとなりました。
この動きの後は、しばらく買いに優位性が発生しています。
ここで一番に考えなければならなかったのは、複数のシナリオです。
サポートをしっかりと突破して下にブレイクアウトしていくシナリオと、下抜けが騙しになって、レンジに回帰していくシナリオですね。
今回はたまたま、サポートされてショート勢が死んでいますが、ショート勢が勝って下抜けていった可能性も充分にありました。
その場合は、売りの優位性が高まるので、売りで攻めていきたいところです。
このように、シナリオを複数考えておかなければ、実際の動きが発生したときに、混乱してしまうことになります。
動いてから考えるのは、あまりにも遅すぎるんですよね。
あらかじめ考えておけば、逆張りでもとれますが、値動きだけ追っていると「気がついたら掴まされてボロボロに・・・」ということになりかねません。
予測するのではなく、シナリオを考えて自分の取るべき選択肢を考えておきましょう。
日々の戦略の選択肢としては、
①買い一択の日
②売り一択の日
③買いも売りも両方狙いたい日
④状況が変わるまで何もやりたくない日
このような選択肢があるので、「今日はどうやって攻めていこう」と心に決めておくことが大切です。
今週はミサイルやらなにやらで大きな動きがありましたね。
そして、今夜は月一の雇用統計となっています。
指標まであまり動かないかもしれませんが、頑張っていきましょう!
それでは、また。