どうも、塚田です。
今回はボリンジャーバンドマスターと題して、
ボリンジャーバンドについて解説したいと思います。
マスターといっても題名をカッコよくしたかっただけで、
内容は誰でも知っている基本的なことです。
ですので、初心者の方以外は新たな発見はないかもしれません。
ボリンジャーバンドはジョン・ボリンジャー氏が開発したインジケーターで、
オシレーター系のインジケーターとは違った性質をもつインジケーターです。
描画されるσ(シグマ)ラインは期間内の変動幅の大きさによって算出され、
ボラティリティを視覚的に判断することができます。
中心のラインはMAでその両側のラインが1σ、2σ、3σとなります。
描画されるσラインは期間内の変動幅の大きさによって算出され、
ボラティリティを視覚的に判断することができます。
ボリンジャーバンドを活用するのには、
まずボラティリティについてしっかり理解しなければなりません。
ボラティリティとは相場の変動幅のことで、
変動幅が大きいほど「ボラが高い」、変動幅が小さいほど「ボラが低い」と言われます。
そして相場のボラティリティは、
時期・時間などにより常に変動を続けています。
ボリンジャーバンドはこのボラティリティの変動を、
スクイーズ、エクスパンションによって視覚的に判断することができます。
◆スクイーズ=バンドが縮小した状態
◆エクスパンション=バンドが拡大した状態
スクイーズはボラティリティが縮小した状態で揉み合い相場を表し、
エクスパンションはボラティリティが拡大した状態でブレイクしている相場を表します。
相場を見る上で大切なことは、
相場はずっとスクイーズが続いたり、
ずっとエクスパンションが続くことがないということです。
エクスパンションの発生にはスクイーズが必要とされ、
スクイーズの発生にはエクスパンションが必要とされているからです。
(ファンダメンタルズの急激な変化により、
希にスクイーズの無いエクスパンションも起こります)
相場はこのスクイーズ→エクスパンションを常に繰り返しています。
2σの中に収まる確立は何95.7%で~
という話もありますが、そんな確率は実際どうでもよく、
ボリリンジャーバンドの基本の使い方は相場の状態を判断する為に使います。
◆ボリンジャバンドが平行状態で幅が狭い時はレンジ相場。
◆ボリンジャーバンドが広がっていくときはブレイク発生。
◆ボリンジャーバンドが斜めに傾いている時はトレンド相場。
バンドの広がりと傾きで、現在の相場の状態が簡単にわかります。
ボリンジャーバンドは遅行指標ですので、価格に遅れて動きます。
ですのでボリンジャーバンド自体にはそれほど深い意味はなく、
相場の状態をわかりやすくするための補助であるということは忘れないで下さい。
慣れてくればボリンジャーバンドが無くても
相場のボラティリティの変動は値動きだけで分かりますが、
ボリンジャーバンドがあるとそれが簡単にわかります。
1σ、2σ、3σありますが、
全部表示させると邪魔だと感じる方は2σだけでも十分でしょう。
開発者が推奨しているボリンジャーバンドのパラメーター設定は、
以下のようになっています。
期間 偏差
25 2.0
MT4のデフォルトの設定は20期間の2σですので、
このあたりが一番使用されている期間設定ですね。
EMAボリンジャーバンド、
フィボナッチボリンジャーバンドなどありますが、
基本的な構造はどれも変わりません。
ボリンジャーバンドをさらに詳しく知りたい人は
開発者がボリンジャーバンド入門という本をだしていますので、
そちらも参考にして下さい。
これは入門書のレベルではないので、
初心者の方がいきなり読んだら挫折すると思います。
(あんまりたいしたことはかかれていません)
何気なく購入していたんですが、意外と高級品でした。
つっちんさん。
ボリンジャーバンドの解説ありがとうございます。
初心者の私にもめちゃくちゃ明快でした。
相場の状況を視覚的に分かりやすくする補助として使うという観点は目からうろこです。
まだまだ、勉強不足であり、一元的な見方しかできていないと感じました。
これからも、勉強させていただきます!!
>Hiroさん、こんばんは。
参考になっていただけたようでよかったです。
私もモチベーションが上がります^^
そのうち基礎から学べる動画解説なども予定しています!
動画解説待ち遠しく思います。
作成には相当な労力が伴うと思いますが、是非よろしくお願いします。
>Hiroさん、
こんにちは。
動画解説は構想を練ったり準備をしている段階ですので、まだ先になると思います。
気長にお待ち下さい。^^