こんにちは、塚田です。
今日は色々とメッセージをいただいたので、レバレッジのコントロールについて書きたいと思います。
国内FX業者のレバレッジ規制の話が出てきており、これからレバレッジのコントロールはより重要になってくるかと思います。
[blogcard url=”https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26811370S8A210C1NN1000/”]レバレッジ規制に関しては、海外口座を使えば問題はありませんが、海外口座はハイレバレッジで利用できることもあり、調子に乗ってポジションサイズを大きくしていくと、簡単に資産を飛ばしてしまうことになります。
私も1ヶ月かけてコツコツ原資を5倍にした後、そこから1日で全ての利益を吹き飛ばしたことがあります。笑
先日読者の方からこのようなメッセージをもらいました。
海外口座にはハイレバの魅力があると思うのですが、レバレッジを上げてエントリーをする時とはどのようなときなのでしょうか?
「売買に自信があると感じた時」なのでしょうか?
また、例えばレバレッジ1000倍で考えた際には、国内の3万円が海外では100万円ぐらいになると思うのですが、もしこの3万円の原資でトレードをした場合、資金管理を100万円感覚で行うとおかしな事になってしまうと思うのですが、その辺りはどうしているのでしょうか?
レバレッジが高い海外口座を使う利点は「小額の証拠金のみを口座においておけば売買ができる点」が最大の利点です。
取引ごとに自信があるからといって、無闇にポジションサイズを大きくして売買を行うわけではありません。
例えば、国内の取引所で100万円入金して売買しなければならないものが、海外の取引所で10万円入金して同じロットサイズで売買ができるのであれば資金効率は単純に考えて10倍良いことになります。
使用していない資金は、他の投資に回せることにもなりますので、レバレッジが高く必要証拠金が少ないことに越したことはありません。
必要以上の資金を口座に預けているということは、単純に「死に金」が増えているということでもあります。
お金が余っているなら、他で運用したいですよね?
つまり、海外口座を使うとしても、国内と同じ感覚でポジションサイジングを行い、「資金を口座にあまり置いておかない」ということがポイントになります。
そうすれば、資金効率は高くなりますし、多くの資金を拘束されることが減り、リスクが小さくなります。
海外口座だと、追証が無い業者が殆どですしね。
世間でハイレバレッジが危険だとされているのは、資金量の限界に近いポジションサイズで売買をし、一発退場する人が後を経たないからです。
なので、ハイレバレッジの取引所を使ったとしても、「大きなポジションサイズで売買しよう!」ということでは決してないので、この点は注意するようにしてくださいね。
ポジションサイズの調節方法については、感覚的に変更している部分もあるんですが、基本的には、いつも言っているように1トレードのリスクをパーセンテージで固定していればおかしなことにはならないかと思います。
1トレードで失う金額は、リスク資産(失っても良いと思う金額)の0.5%~1%程度が推奨です。
後はメンタルのケアも考えて、トレードごとに、少しづつ枚数を調整するようにしています。
例えば、連勝が続いて感情的に加熱感を感じる場合は少しポジションサイズを小さくしてみたり、連敗が続いて自暴自棄になりそうな時にポジションサイズを小さくしてみたり、、、
自信がある場合は、少しポジションサイズを上げてみたり。
調子に乗ったり、感情的になると必ず問題が発生しますから、加熱感を感じたら調整するようにしています。
この辺りはお金が絡むものなので、 正直ブログで見たからといってすぐに実践できるものではないと思います。
・大きな失敗をして、自分を責める。そして2度と同じ過ちをしないと心に誓う。
↓
・しかしまた同じ失敗を繰り返し、絶望する。
↓
・自分の過ちを認め、少し成長する。
この繰り返しで何度も何度も苦渋を経験して初めて、少しづつコントロールできるようになってくるのかなと思います。
これは、そんなに甘いものじゃないですし、自分をコントロールするのはトレードで一番難しい部分です。
また、こんなメッセージも生徒さんからをいただきました。
いつもお世話になっております。
○○と申します。
ようやく4週連続プラスで月間プラスを達成することが出来ました。
トレードを絞る、ポイントを絞るという意味が解ってきたのかも知れません。
しかし次の週は、気の緩み、油断などで大きくマイナスになりました。
トレードを振り返ると、自分では同じようにしているつもりだったのに、ポイントまで待てなかったり、「今だ」「逃してしまう」と思ってエントリーしてしまう、本能トレードが全開になっていました。
いつの間にかルールも変わっていたり、散々な内容でした。
そこでまた初心に戻り修正して、今はプラスでトレード出来ています。
勝ちが続くと本当に油断して、エントリーしたら勝てると勘違いをしてしまい、負けると取り返そうと熱くなり、冷静さが無くなる悪循環も良く解りました。
ロットを上げる前で良かったです。
もう少し同じロットでトレードし、良いトレードの経験を積み重ね、自信をつけてからロットを上げようと思います。
熱くなった時は「トレードをする目的は何か?」を思い出し、冷静になりトレードしていきます。
まだまだスタート地点に立っただけなので、どんどんトレードスキルを身につけて磨いていきます。
時間はかかりましたが、諦めずに続けて良かったです。
長文になりスミマセンでした。ありがとうございました。
やはり、技術だけでなく、メンタルのケアが重要なのは感じることができますね。
正直、低ロットで勝ち続けるのはそんなに難しいことではありません、ただそれなりの金額を稼ぎたいのであれば、深いところまで考えて向き合っていく必要があるのかなと思っています。
レバレッジのコントロールがしっかりできるようになれば、精神的にも楽にもなりますし、結果として収支も安定してくると思います。
その為には、小さな失敗の積み重ねは必要かもしれませんね。
1度痛い目にあって、その時に全てを失うような売買の仕方だけは絶対に避けなければなりませんので、無限ナンピン、レバレッジのコントロールには充分注意するようにしてくださいね。
※現在のドル円相場
ドル円は、年初から始まった円高トレンドが2月の中旬でも継続しています。
今週はさらに勢いを増して下落していますね。(↓ドル円の週足)
ただ、週足レベルの長期トレンドで考えると、まだ完全にダウントレンドに移行した訳ではありません。
急激な買いが入っている105.52~101.18付近での動きには注目したいところです。
ここまで一旦差し込んでそのまま下に抜けていくのか、あるいはサポートされて反転上昇していくのかを見極めたい状況です。
このあたりに落ちるまで、または急激な反転が無い限りは、短期では売り一択の展開となりそうですね。
それでは、コツコツ頑張りましょう。