プライスフォーメーションは
主にコンティニュエーションパターンとリバーサルパターンに分類されます。
フラッグ・ペナントなどのトレンド形成中の継続パターンを、
コンティニュエーションパターンと呼び、
ダブルトップ、ボトム・ヘッドアンドショルダーなどの反転パターンをリバーサルパターンと呼びます。
ということになるんですが
「そんなウンチクはどうでもいいから実際に使えるの?」と思いますよね。
確かに、「これがダブルトップです!!!」
これが「ヘッドアンドショルダーです!!!」
と自慢げに言われてもこのようなパターンは誰でも知っていますし、
実際に活かせなければまるで意味がありません。
プライスフォーメーションに関しては、
それを専門でトレードされている方もいますので、
様々な見解があると思いますが、ここでは私の考えをお話したいと思います。
プライスフォーメーションは細かく見ていくと、
ダイアモンドフォーメーションなどのレアなパターンもありますが、
大体はダブルトップ・ボトム、フラッグ・ペナントなどの派生形なのでそれに絞って解説します。
◆ダブルトップ・ボトム
まずはダブルトップ・ボトムですが、
ダブルトップ・ボトムがしっかり形成されたのを確認してからでは、
エントリーのタイミングとしては遅いと感じます。
しっかりと形成されてからエントリーすると、
大体ストップの幅が大きくなってしまうからです。
そもそもトップやボトムを2つ形成するということは、
その前にサポートレジスタンスが存在しているということです。
その為エントリーするならば、
サポートレジスタンス付近で反発を確認してエントリーするか、
しくはダブルトップ、ボトムを形成することを期待して、
打診でポジションを取る方が良い、という考え方になってしまいます。
ですのでサポートレジスタンスラインを意識していれば、
これらのフォーメーションはあまり気にしないでもいいと考えています。
ヘッドアンドショルダーなどのパターンは、
後からみれば分かりやすいですが、リアルタイムのチャートで見極めるのは困難を極めます。
◆フラッグとペナント
どちらもトレンドの調整中に現れやすいパターンです。
フラッグとペナントは似ていますが、形成されるポイントはどちらも、
トレンド発生後に調整でボラティリティが収縮している状態であるという点が重要です。
トレンド発生後のボラティリティの収縮は、
継続のパターンとしては信頼度が高いですね。
これらのパターンはトレンドの継続パターンとしてよく現れますが、
実際のトレードでは押し目、戻りを狙って通常通りトレードしていれば、
終わった後に見て形成されていたという場合が多いです。
基本的な力関係として、
プライスフォーメーション<サポートレジスタンスという考えが私の中にはありますので、
こちらも形自体はあまり気にしていません。