以前にトレードの全体像の話を少ししましたが、トレードで大事なポイントは詰まるところ、以下のようになります。
・期待値がプラスのトレードのプランを立てる
↓
・適切なポジションサイズを計算
↓
・プラン通りに執行
トレードはこれを如何に間違いなく執行できるかにかかっています。
今回はこの「トレードプランを立てる」ということについて解説したいと思います。
トレードのシナリオを立てることは、勝っているトレーダーにしてみれば、呼吸を意識しないでも行っているように、当たり前に行っています。
ですがいろいろな方の意見を聞いていますと、エントリーしてからあれこれと考えている方が本当に多いです。
何も考えずにチャンスと見てエントリーしてから、「損切りをどこに設定しようかな・・・」「利食いはどこに設定しようかな・・・」という考えでトレードをしていることはありませんか?
もしそうであればそれは行き当たりばったりのトレードです。
トレードは「エントリー」⇒「トレードプランを考える」ではなく、「トレードプランを考える」⇒「エントリー」という流れがトレードの基本になります。
「ここまで価格が来たら、エントリーして」「損切りはここに設定して」「損切り幅はこれぐらいだから、利食いはこの幅以上のターゲットを狙う」 といったように、あらかじめトレードのシナリオを立てることが大切です。
エントリーしてからは、あれこれと考える必要は全くありません。
トレード中にどうしようか考えている時点で、トレードプランが崩れている、またはそもそもトレードする価値の無いトレードである、と心得ましょう。
このことに気が付き、優位性のあるトレードを追及していけば、少数派の勝ち組みに入ることは、さほど難しくはないと思います。
トレードがうまくいっていない方は一度、「トレード中にいろいろと考えていないか」また「トレードのプランを立てているか」を考えてみましょう。