リスクリワードレシオ

トレードでは屈指の重要概念であるリスクリワードレシオについてです。

リスクリワードレシオとは損切りの幅と、利食いの幅のバランス(報酬比率)のことです。

バランス

リスクリワードレシオは、「平均獲得pips」÷「平均損失pips」で算出されます。

つまり利食いの平均が20pipsで、損切りの平均が20pipsであった場合、リスクリワードレシオは「1」になります。

これが1以上であれば、損小利大のトレード、1以下であれば損大利小のトレードということになりますね。

「利食いをどこですればいいかわからない・・・」

「どこまで利食いを伸ばせばいいのかわからない・・・」

「どうしても早く利食いをしてしまう・・・」

このようなことを嘆く前に最初に意識しなければならないのが、リスクリワードレシオになります。

「どうしても早く利食いをしてしまう・・・」という方の多くは、このリスクとリワードに対する意識がほとんどありません。

損切りの幅を常に意識してトレードをしていないから、ついつい早い利食いをしてしまったり、根拠の無いエグジットをしてしまうのです。

利食いというのは正解の無い物ですから、毎回完璧な利食いをしようとすると、ジレンマにはまってしまいます。

ですので勝率、損益比率を考えてトレードをしていくのが、一番無難な考えになってきます。

私のトレードであれば、勝率は平均で7割以上ありますので、損切りの幅を計算して、その損切り幅以上の、どこか価格が止まる根拠があるポイントに利食いのターゲットを設定します。

どこにターゲットを設定するかによって勝率は多少変動しますが、損切り幅と同じか、またはそれ以上のポイントで利食いをしていればトータルでプラスとなる訳です。

どこまで利食いが伸びるかは誰にもわかりませんので、トレーリングして追従していくことも一つの手ではありますが、私はそこそこの利食いであれば良しとしています。

トレードの勝率が高ければ、必ずしも損切りより、利食いの方が大きくなる必要はありませんが、やはり王道は損小利大のトレードになります。

このようにトレードでは常に損切りの幅を意識してトレードをしていくのは、トレードでは非常に大切です。

毎回チキン利食いになってしまう方は、リスクリワードを常に意識してみると良いと思います。

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3件のコメント

 株超超初心者です。突然の質問で大変申し訳ないのです(本当に無礼だと思いますが、困ってしまい)時間に都合がついたときにでも、返答をお願いしたい次第です。(恐縮ですが)
 質問というのはパーセントリスクモデルを使って分割で売買したい場合の損切りラインについてです。。例えば、口座に対して1%のルールを使ってトータル初期リスクが10,000円とした場合、100円の株(単元数1000株)を買うとして、損切りを5円下(95円)に置いたら、2,000株まで買えるという事になると思うのですが、その2000株を2分割で買い下がりしたい場合、最初の1000株は100円で買い5円下(95円)の損切りと决めるのはいいとして、次の1000株を97円で買う場合、損切りのラインは当初に決めていた95円の損切りを固定したままで良いのか それとも、2回目に買ったときにもう一度損切りラインを再設定した方が良いのかという質問です。

はじめまして。
リスクを一定にしたいのであれば、買い下がったポジションに対しても、損切りの計算を再計算し直さなければ、リスクは一定にならないです。
ですので最初のポジションの建値と、買い下がったポジションの建値を合計して割り、平均取得単価を計算します。
その平均取得単価を元に、損切りを設定すれば、1%のリスクになるはずです。
損切りをしたときに資金が1%減少するように設定するだけですので、難しいことでないと思います。

見ず知らずの私に、ご丁寧な解説、本当に有り難うございます。
塚田さんのブログは、いろいろと為になる事、知りたい事が書かれているので、とても助かります。
私レベルでは、本当の意味で(投資に関して)理解しきれていない部分が多いので、塚田さんのブログから勉強させていただきたいと思います。
忙しい中 有り難うございました。

ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。