利食いに関してのご相談が多いので、一度まとめておきます。
利食いはこのブログで何度も申し上げているとおり、正解がないものです。
うまく利食えたとしてもそれは「その時の結果」にしかすぎず、完璧な利食いを求めると逆にドツボにはまってしまいます。
毎回完璧な利食いを行うことは、神様でもなければ不可能ですので、完璧な利食いを目指すのは諦めましょう。
ですが、利食いは完璧である必要はありませんが、優れている必要はあります。
優れている利食いとは勝率と、損切り幅、利食い幅のバランスが良い利食いのことです。
このバランスが良ければ、利食いを行うターゲット(目標)自体は、値動きが止まる根拠があるポイントであればどこでもいいと私は考えています。
サポートレジスタンスに信頼を置いているのなら、サポートレジスタンスを利食いのターゲットとすれば良いですし、Pivotに信頼を置いているのなら、Pivotを利食いのターゲットとすればいいわけです。
トレードで毎回、高勝率かつ高収益なトレードを狙っていくのは、かなり困難を極めると思います。
利食いのターゲットを遠くに設定すれば、リスクリワードレシオはよくなるものの、勝率は確実に低下しますし、利食いを薄利に設定すれば、勝率は上がりますが、リスクリワードレシオは低下します。
勝率・利益率のどちらかを伸ばそうとすると、どちらかが必ず悪くなりますので、どちらの方が優れているとは一概には言えなく、一長一短ということになります。
あなたは勝率90%、リスクリワードレシオ3といった夢のようなトレードを目指してしまっていないでしょうか?
私の場合にはミドルリスクミドルリターンのトレードを目指していますが、
・薄利でもいいから高勝率なトレードがしたい人
・そこそこの勝率で、そこそこの利益幅を狙っていきたい人
・勝率は低くてもいいから、一回のトレードで大きく利益を狙っていきたい人
このように性格や好みによっても個人差が出ててきますね。
利食いで大切なことは、勝率とリスクリワードレシオのバランス、そして自分の好みが大切になってきます。
利食いに関してのモヤモヤが消えたでしょうか?