こんにちは、塚田です。
夏も終わって過ごしやすくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
最近は硬直していた相場が動き出し、割と大相場の模様になっていますね。
ドルと円
USD/JPYは、安倍首相の辞任を節目に、円高となり104.00まで下落しましたが、その後は底堅い動きをし、105円中盤まで戻しています。
現在の円と米ドルの動きは、通貨インデックスを見ると、ドルと円が連動して動いている状況です。
その為、円高になれば、ドル高になり、ドル安になれば円安になるので、ドル円はあまりボラティリティが出にくい通貨ペアになっています。(レンジになりやすい)
今は、円(JPY)を短期でトレードするのであれば、ボラティリティがある他のクロス通貨ペアの方がよいかもしれません。
ユーロとポンド
注目しているのは、EURとGBPです。
EUR/USD相場は、ECB高官によるEUR高牽制を皮切りにして1.20から1.17へ続落しています。
ECBの追加緩和観測や、欧州株が軟調なこともあり、連日EURは上値が重い展開が続いています。
個人的には、8月の中旬から、EUR/USDのshortをスイングポジションとして保有しておりましたが、大半のポジションは利食い、現在は少額のshortをキープしています。
ただ、これからEURを売ろうと考えた際に、対EURで何を買うか?と考えると、中長期的にはUSDロングのスタンスは微妙かなと思います。
となると、EUR/JPY、EUR/GBPなどの合成通貨が狙い目の候補となります。
基本的にFXはドル(USD)の方向を当てるゲームだと思っているのですが、米ドルの方向感が定まらないこともしばしばあります。
もっとも常に米ドルの動きが分かりやすければ苦労はしませんが。
ドル高、ドル安とはっきりしているときは、単純にそちらにバイアスをかけてトレードしていけば問題ありません。
しかし、本日のような状況であれば、米ドルがメインテーマにならない可能性が高いと考えています。
GOLDと米株指数
理由は、米ドル(USD)と高い逆相関の関係にある、GOLDやと米株の動きが逆(ちぐはぐ)になっているからです。
現在、GOLDは弱く、米株も共に下落していますが、米株はファンダメンタルズ的にもテクニカル的にも底堅い展開になることが想定されます。
(金↓株↑になると、米ドルはレンジになることが想定される)
このように、相関が高い資産クラスの動きが「ちぐはぐ」になっているときには、高い逆相関の関係になっている、米ドルも方向感を失うことが多いです。
そのため、今はリーディングカレンシーが米ドルが、欧州通貨になっているのでは?と考えています。
※相関関係は常に変化しており、一時的なものです。先週は米ドルと原油が高い逆相関の関係にありましたね。
引き続き、GOLD、米株などの主要資産クラスの動きと、欧州通貨の動きには注目です。
EUR/USD:short 1.1972
EUR/GBP:short 0.9172