誤謬(ごびゅう)とは聞きなれない言葉かもしれませんが、
「一見正しく見えるが誤っていること」です。
ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)とは、
例えばコイントスをして連続で表が5回続いた場合等に、
「まだ一度も裏が出ていないから、次は裏が出そうだな・・・」と感じてしまう心理抵抗のことです。
実際には、どんなに裏表の偏りが続こうが、次のコイントスで、表が出る確率は常に50%です。
これはコイントスを例にしましたが、このような心理的抵抗が、トレード中にも発生する場合があります。
ギャンブラーの誤謬をトレードに当てはめてみますと、
「これだけトレンドが続いたんだから、そろそろ反転するだろう・・・」
「これだけ連敗したんだから、次は勝つだろう・・・」
このような心理状況が誤謬に当てはまりそうです。
しかし、コイントスと相場は違うものですので、
相場が「過去に影響されない独立した事象」であるか、
ないかは2通りの意見があり、今なお議論されていて決着がついていません。
相場の動きはランダムウォークで、
「過去に影響されない独立したものである」という意見のランダムウォーク派と、
「相場は過去の値動きの影響を受ける」という相場での偏り(
トレンド発生)を主張する派にわかれています。
トレーダーであれば、ほとんどが後者の「相場では偏りが発生する」方を、
肯定するのではないでしょうか。
しかしトレードでは、過去の結果を意識しすぎると、それが悪影響となることもまた事実です。
なぜならば、このトレーダーの誤謬の考え方自体が、
トレンド発生の原因となっていますので、その誤謬が裏切られたときには、
更に相場に強い動意をもたらし、トレンドが継続していくことになるからです。
基本的には誤謬は弱者の考え方ですので、
トレードは独立した事象であると考えて、
「過去のトレードには捉われない」「トレンドは継続する」と意識するのが良いと考えています。
イケダさん
こんにちは。
そうですね。
技術が向上していけば、自然と身に付いていきますよね!
いつも応援ありがとうございます!