こんにちは、塚田です。突然ですが、あなたは毎日忙しいと感じていますか?
僕は、1日3時間しか働いていませんが、それでも毎日忙しいと感じています!子育てや、自分のやりたいことで、時間はいくらあっても足りません!
僕が思うに、「忙しくない人などいない…」ということなんだと思います。
例外なく全ての人は忙しいんですね。なので、投資に使える時間が全く作れない人も多いと思います。そこで今回は、時間がないサラリーマンの為の資産運用についてお伝えしていきます。
インデックスファンドの定期購入で資産運用
まずは、投資の代表格であるインデックスファンドについてです。
近年では、どこもかしこも投資といったら「インデックスファンド」への投資を勧める傾向がありますが、インデックスファンドへの投資は候補の一つとなりますね。
※インデックスファンドとは、特定の指標(インデックス)と同じ値動きするよう運用される投資信託のこと。
法定通貨で資産を保有するだけでなく、債券、株式、リート、コモディティなどでバランスよくポートフォリオを組めば、インフレに対するヘッジになります。
近年は、度重なる金融緩和で法定通貨の価値が毀損し続けている状況なので、現金で持っているよりは良いでしょう。
主要な指数に連動している投資信託な訳なので、「長期で市場が成長していく」という前提の元であれば、一定のパフォーマンスが出る可能性は高いと思います。
何より、インデックスファンドへの投資は超簡単です。ドルコスト平均法が効くように毎月自動で積み立てていく形にすれば、全く手間がかかりません。投資をしていることすら忘れてしまうかもしれません。なので、本当に何もしたくない人であれば、貯金感覚でインデックスファンド買っておくのは良いでしょう。
「日本円だけで資産を持っておきたくはないんだけど、トレードはしたくはない」という人には、インデックスファンドへの投資はおすすめできます。
ただ、実際の資産運用の考え方としては、インデックスファンドだけですと視野が狭いというか、当然手放しでやる投資なので、大きなパフォーマンスが出ることは望めません。年利で1~2%ぐらい出れば大満足という場合は、インデックスファンドが候補になりますが、それ以上のリターンを狙うのであれば、他の投資先を検討する必要があります。
余計な手数料がかかるロボアドバイザーなどは論外なので、積み立てていくならば手数料の低いインデックスファンドを選ぶことをおすすめします。(eMAXISとか)
リスク資産の定期購入で資産運用
インデックス以外の資産運用には、「リスク資産の定期購入」という選択肢もあります。
「定期購入」なので、上げ下げを狙ってトレードをするのではなく、こちらも積立投資に近いイメージですね。
具体的な資産クラスとしては、グロース株(個別株)や、ゴールド、メタル、新興国通貨、暗号資産といったインデックスファンドに比べればリスキーな資産も、ポートフォリオに組み込むという考え方になります。
リスク資産を組み込めば、リターンも期待できる反面、リスクも大きくはなります。ただ、こちらも毎月定期で買っていくイメージの投資なので、簡単で手間はかかりません。時間がない人でも継続して行えるでしょう。
ただ、リスク資産の定期購入は、個別の資産クラスへの理解が必要です。「みんなGOLD買ってるから、GOLDを買おう!」「とりあえず儲かりそうだからビットコイン買っておこう!という脳死している考えは危険です。個別の投資対象について深く理解して、「長期のスパンで保有しても良い」と感じる資産を定期的に購入していくというスタンスが重要になります。
例えば、「その資産を一度も売ること無く、10年後も保有していられるか?」という質問に対して、答えがノーであれば、リスク資産の定期購入はオススメできません。
インデックスファンドにしかり、リスク資産の定期購入にしかり、楽で簡単な積立投資というのは、他の投資への誘惑が途中で襲ってきますが、途中で安易に乗り換えていては、ドルコスト平均法が効かなくなってしまいます。決められた金額を固く守ってコツコツ買っていき、少し資産価格が上昇したからといって、手放さないことが重要になります。
スイングトレードで資産運用
上記2つの方法は、「トレード」ではなく「投資」になります。もうひとつ時間が無い人の選択肢としては、スイングトレードがあります。
数日から、数週間単位のスパンで値鞘を稼ぐトレードなら、時間が無い人でも取り組んでいくことができます。
以前の記事でも書きましたが、時間が無いのであれば、短期トレードではなく長期のトレードを選択するべきです。これは多くの初心者が誤解している点ですね。
もちろん、短期で運用するプロのトレーダーもいますが、寄り付きの歪みを狙ったり、指標発表などの特定の時間に集中して利益を上げるわけなので、このような運用はマーケットに貼り付けない個人投資家には現実的に厳しいです。決められた時間相場に張り付ける状況になければ、プロと同じ土俵で戦えないからです。
なので、時間が無い個人投資家には、長いサイクルのトレードが向いていることになります。ただ、スイングトレードの場合は、当然のことながら技術が必要になり、「毎月買っていくだけ」の資産運用よりも、難易度は跳ね上がります。
ハイブリットな資産運用
結論というか、僕個人の運用としては、リスク資産の定期購入もするし、スイングトレードもするし、キャッシュを厚く持っておいて、動かない時期もあります。個人的には、「これだけしかやらない」という狭い考え方をするのではなく、バランスを見極めて資産運用を行うのが大切だと考えています。
時期によって、キャッシュの比率を柔軟に調整して運用するという視点で考えると、幅も広がるのでは無いかと思います。
例えば、投資をする時期でないのであれば、法定通貨を増やしてチャンスに備えますし、逆に時期であればキャッシュの比率を下げ、レバレッジを上げて運用するということです。
資産運用に「遅すぎる」ということはありません。時間が無い中で最適な方法を考え、ライフスタイルにあった方法を選択してもらえればと思います。