こんにちは、塚田です。今日は、「トレード記録を長く続ける方法」ついてお話します。
僕がトレードの学習方法として、何か一つだけ選べと言われたら、「ノートに書くこと」を選びます。
トレード記録は紙に書け
効果的に学びを得る最も良い方法が「ノートに文字で書くこと」だからです。
Evernoteなどのデジタルなツールで記録しても意外と、「記憶」には定着しないんですよね。
デジタルな時代ですが、手書きの効果を甘く見てはいけません!様々な方法を試した結果、最後に落ち着いたのは「ペンを使ってノートに書く」というアナログな方法でした。
持っているスマホやタブレットにはペンも付いていますが、結局全く使っていません。手帳やノートといった完全にアナログなものを愛用しています。
紙に書くことは最も手軽で、効果の大きいアウトプットの方法です。
マーケットの状態は複雑
マーケットの状態を把握しようと思うと、様々な要素を複合的に考えなければなりませんね。
例えば、各国の金融政策、政治イベント、指標、金利、ポジション動向、相関、ボラティリティ、資金フロー、プライスアクション、テクニカルポイント、などなど・・・
シンプルに考えることは大切なのですが、把握しなければならない要素は数多くあり、マーケット自体はとても複雑なものだからです。
常に全体像を把握しておくことは簡単なことではありません。
しかし、「紙に書いて残す」という作業をすることで、複雑な情報が整理され、記憶として定着させやすくなります。
「どのように、書くのか?」というと、実際にトレードを行って得た、気づきや、学び、マーケットの状態などをアウトプットとしてノートに記入していくだけです。
形式は何でも構いません、自分が分かるように手書きで書いていくだけです。「気づき」&「学び」ノートを作って、欠かさず書くことをやってみてください。とにかく続けることが一番大切、継続することで上達の大きな手助けとなることでしょう。
「手書き」の素晴らしさとして、以前書いた、モーニングページについての記事も参考にしてみてくださいね。
トレード記録を習慣化させるコツ
「どのようにトレード記録をつければよいのか?」というご質問はよくいただきますが、「どのようにすれば、記録を長く続けられるのか?」という質問をもらうことはあまりありません。
ですが、実際は「どんな内容を残すか」よりも、「続けていくこと」の方が重要ですし、難しいです。
多くの人は「トレード記録をつけよう!」と思っても大抵三日坊主になってしまい続けることができません。なぜなら、トレード記録を残すことは、決して楽しいことだけではないからです。
勝ちトレードの記録をするのは楽しくても、負けトレードの記録をするのはつまらないでしょう?
だから、新しいことをやろうと考えるのではなく、初めに、「新しい習慣を身に着けよう」という視点で何事も考えなければなりません。習慣を変えなければ、トレードは変わりません。
トレード記録を続けるには、ハードルを下げること
いきなり、たくさんの記録を残そうとしたり、記録のボリュームを増やすことはオススメできません。長く続けるには、「ハードルをできるだけ下げる」ことです。
1日1ページ書くのは難しくても、「1日3行ノートに記録する」ぐらいだったら誰にでもできるでしょう?
これが、いきなり、トレード中の感情から、記録から、マーケットの状態から「全てを記録しよう!」と思ってしまうと、1日やらない日が出てきて、気がつけばやらなくなっています。だから、初めのうちは、内容よりも「続けることだけに集中する」ことが大切です。ハードルはできるだけ低い方がいいのです。
ハードルを上げて失敗した経験は僕にはたくさんあります。
僕は超がつく怠け者なので、つらいことは大の苦手、数年前まで筋トレは2週間もすれば飽きてしまい、続けることができませんでした。
最初はやる気があって、「週5で1時間トレーニングをしよう!」という高いハードルの目標を立てるのですが、1日サボると、また1日サボって、気がつくとパタッとやらなくなってしまうんですよね。
なので、ハードルを下げて、毎日10分だけトレーニングをするようにして「続けることだけ」に集中したのです。その結果、トレーニングを習慣化することができ、1回のトレーニング時間も、30分、1時間と伸ばしていくことができるようになりました。
ハードルを下げて、続けることだけを意識してみてください。これは、人生のよい習慣を作る上でも使えます。
一つづつよい習慣を増やしていきましょう。継続することは何よりも重要です。
コツコツ積み重ねっていった知識が武器になるからです。