資金管理を徹底する理由は、
破産しない為に行うという理由が半分で、
もう半分は心の為にあります。
トレードで精神のバランスが崩れる根本的な原因は、
お金を意識し過ぎていることに深く関わっていますから、
適切な資金管理、ポジションサイズというものは必然的にメンタルに影響してきます。
トレーダーには、
そのトレーダーの器量にあったポジションサイズというものが必ずあります。
器量にあったポジションサイズでトレードしないことには、
精神的な安定は絶対に実現しません。
精神的な安定がないことには、
当然のことながら安定した利益を上げていくことはできないでしょう。
では「器量にあったポジションサイズとはどのくらいなのか?」
ということなんですが、
私が推奨しているのは、
「5回連続で損切りしてもなんとも思わない枚数」を推奨しています。
1万円の損切りを5回連続で行ってもなにも感じない人もいるでしょうし、
反対に精神的にボロボロになる人もいると思いますので、
このあたりは人それぞれです。
「1トレードのリスクを、
資金に対して1%にしているからポジションサイズは適正だ」
と思ってしまうかもしれませんが、
絶対にそうであるとは言い切れません。
例えばトレード資金が1億円だとした場合は、1
%のリスクでも1回のトレードで100万円を失うことになります。
これは極端な例ですが、
1回のトレードで100万円失った場合そのストレスに耐えられるでしょうか?
大半の人は器量を超えているので、
答えはノーになると思います。
ですので資金量にというよりも、
本人の器量次第ということですね。
もし5回連続で損切りになって、
精神的に大きな苦痛を感じるようでしたら、
ポジションサイズが器量をオーバーしていますので、
見直す必要があるでしょう。
資金管理を破産しない為、
そして心の為に徹底して下さい。