こんにちは、塚田です。
今日は、FXで稼げるようになるまでの目標設定についてお伝えしていきます。
「期間や目標となる数値を決めた方がいいのでしょうか?」「どれぐらいの金額を目標にすればいいですか?」と聞かれることがあります。
目標達成と、売買パフォーマンスの評価は別なので、そのあたりを整理しながらお伝えしていきたいと思います。
具体的な目標設定の落とし穴とは?
まず、「◯◯までにいくら稼げるようになる!」といった目標設定が正しいのかどうかという話です。
実は、僕も昔は、こういう目標を立ててやっていたので、必ずしも具体的な目標設定が間違っているとは思いません。
ただ、最近になって思うのは、短期的な目標や具体的な数値を目標にするのは、苦しむことに繋がり、むしろ悪影響になるのではないかなと思っています。
なぜならば「目標」というものは設定した瞬間に「現在との差」を嫌でも認識してしまうものにもなるからです。
例えば、ダイエットにしても「◯kgダイエットしよう!」と考えることは、目標を設定した瞬間に「自分は太っている」と認めて意識することになります。
同じように、「◯◯◯万円稼げるようになる!」と意気込むことは、現状「◯◯◯万円稼げる能力がない」と認識してしまうことになるのです。
もちろん、目標を達成できれば大変喜ばしいことではありますが、その半面、目標を達成しない間は、ずっと不幸状態が続くことになります。
目標を設定した段階で、「無いもの」に目が向いてしまい、マイナスのイメージが湧いてくることになるからですね。
マイナスのイメージが強くなれば、「目標を達成しなければならない」という、売買に必要無い意識までも生まれてしまい、判断を狂わせる原因になります。
「負けを取り戻したい」「早く勝てるようになりたい」こうした思いが、感情的な売買に繋がり、パフォーマンスを下げる原因となるからです。
FXの目標設定方法は?
では、どうすればいいのかというと、数字の入っていない「抽象的な目標」にするか、「超長期的な目標」にするのがオススメです。
「超長期的な目標」であれば、目標を意識して、意気込むことはありません。
例えば、極端な例ですが、「株をコツコツ買っていって、40年後にプラスになっていればいいかな」と考えているとします。
そのように考えれば、今年一年マイナスであろうが、プラスであろうが気にすることはないのではないでしょうか?
本来、そのような心理状態で売買をすることが、最もよい状態と言えます。金額を意識した売買は失敗の原因です。
あなたも、感情的に売買をしてしまい、「こんなはずでは無かったのに……!」と後悔したことは一度や二度ではないと思います。
なので、具体的な目標設定を立てるのはあえてやめて、長期的な視点で「ゆったりと」考えて欲しいと思います。
トレードの評価は一定のスパンで
とはいえ、長期的な目標だけ設定しても、自分が本当に正しい道を歩んでいるの分からなくなってしまうことがあるでしょう。
そこで、目標ではなく、トレードの「評価」は別で考えていかなければなりません。
目標を達成して良かった、悪かったと考えるのではなく、今行っているトレードが、利益が出る売買を行えているのか?どうかを判断するということですね。
スキャルからデイトレードのような短期トレードであっても、1日~2日や1週間程度でトレードの評価をするべきではないです。1ヶ月から、2ヶ月のスパンで区切って、トレードの評価をするべきです。
スイングトレードであれば、目安として、四半期区切りや、半年、年単位の成績で区切って評価をすることになります。
そうすることによって目先の取引結果に惑わされることなく、評価を行っていくことができます。
目標ではなく、判断なので、悪かったとしても焦ることはありません。
そのような視点がないと、一度や二度の損失で、ブレてしまい、長続きすることができなくなってしまうからですね。
まとめ
稼ぎたいと思うこと自体は悪いことではありませんが、欲や怒りはトレードには悪影響でしかありません。
焦りを生むような目標設定はやめ、ゆったりと資産を増やしていきましょう。
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