こんにちは、塚田です。今日のテーマは「失敗」についてです。
あなたは失敗することが好きですか?それとも嫌いですか?
失敗が好きな人は殆どいないとは思いますが、なぜ人は失敗を恐れるのでしょうか?
失敗すると何を失うのか?
分かりやすい例として「会社運営に失敗して倒産したケース」で考えてみましょう。
運営していた会社が倒産すれば、職と収入を失い、場合によっては借金が残るかもしれませんね。また、社会的な信用が低下し、雇用していた人に恨まれる、ということもあるかもしれません。
職を失うのは、「生活できなくなる……」という生存本能に関わるものですから、恐怖感は強いものになるでしょう。また、社会的信用が低下することで、精神的に追い詰められることがあるかもしれませんね。
このように失敗することで、何かを失うのは避けられない事実ではあります。
失敗から得られるもの
ただ、僕が思うに多くの人は、失敗を一つの側面からしか見ていないのではないかと思います。
失敗すれば失うものもありますが、変わりに得るものも必ずあるはずです。
会社経営をしていたのであれば、「元経営者」という肩書が残りますし、他の人がしていない経験を必ずしています。
そうなれば、次の就職は確実に有利になります。会社経営をしていれば、様々な関係性が生まれているので、頭を下げてお願いすれば、仕事が見つからないということもまず考えられません。
他の例として、「投資で300万円失った」と仮定しましょう。この場合も金銭は失いますが、変わりに様々な経験を得ることができています。
次の大きな失敗を防げるかもしれませんし、その経験を誰かに伝えることもできると思います。
僕は、怖いと決めつけて投資をしないよりも、身銭を投じて失敗をしたのであれば、将来必ずプラスになると考えています。
300万円失う経験はなかなかできないので、それだけでも貴重な経験ではないでしょうか。いつか笑い話として話せるようになります。
プライドは捨てた方がいい
プライドは、別の呼び方で「誇り」とも呼びますが、誇りやプライドは挑戦するにあたって最大の障害となります。
先程の「会社が倒産した場合」で考えてみても、本質的には、金銭的な失敗が怖いのではありません。
日本では借金を踏み倒すことすら合法的に認められていますし、最低限の保証は憲法によって保証されています。
つまり、日本に生きる限りは、最低限の人間的な暮らしは保証されている訳ですね。
なので、失敗が怖いのは、お金を失うことが怖いというよりも、周りへ「恥」をさらすことの方が怖いのです。
挑戦して失敗すると家族に迷惑がかかるので挑戦できないと言う人がいますが、「家族を困らせている自分」という恥をかきたくない。
「失敗したと思われたくない」という気持ち。つまり、周りからどう見られるか、ということが根の部分であったりするのです。
挑戦できない理由の大半は、リスクが大きすぎるということではありません。恥を背負うことが怖いのです。
まとめ
「リスクなきところにリターンなし」という言葉もあるように、何事もノーリスクでリターンを得ることはできません。
これはFXなどのレバレッジをかけた資産運用に限らず、事業などにおいても同じですね。
多くの人は「失敗」と聞くと悪いイメージや、してはならないものとして考えていますが、変わりに得るものもあるはずです。
何も、過剰なリスクをとるべきだと言っている訳ではなく、失敗の裏側も考えましょう、ということですね。
再起不能な失敗は回避しつつ、失敗を繰り返し成長していければよいのではないかと思います。
何か新しいことに挑戦する際に思い出してみてくださいね。
関連記事