こんにちは、塚田です。
今日は、FXにおける「勝てるリスクコントロール」についてお伝えしていきますね。
「相場は、上がるか、下がるかを当てるだけではない」という話をすると、初心者の方は不思議に思います。
「え?上がるか、下がるか結局当てないと利益にならないですよね……」と思うことでしょう。
確かにマーケットの方向性を予想することも重要ではありますが、相場の未来を常に当て続けることは難しく、予想は外れることもあります。
しかし、リスクコントロールはどんな時においても、勝敗を左右するので、収益に対してのウェイトが高くなっているのです。
勝てない原因の多くは、リスクコントロールにありますが、多くの場合、その事実を認めたがりません。
勝てない原因は「売買タイミングだけにある」と思っているんですね。
FX、ポジション保有時間の重要性とは?
利益が出ないトレーダーの特徴としては、含み損のポジションに執着して、長くポジションを抱える傾向があります。
古くから相場の格言でも「利食いは、遅く損切りは早く」と言われている通り、損失のポジションを長く抱えてはいけません。
至極当然の話ではあるのですが、利益のポジションを持つ時間が、含み損のポジションを保有する時間より長くなれれば、勝手に資産は増えていく、ということです。
ですので、「どれだけ利益を引っ張れるか」ということは非常に大切ですし、「伸びないポジションに見切りを付ける」ことも同じように大切です。
僕は大体2日~3日ぐらいポジションを保有して伸びないのであれば、徐々にポジションを縮小していきます。
逆に利益が出ているのであれば、押し目や戻りでポジションを細かく追加していくことで、利益を最大化しています。
勝てないトレーダーは売買タイミングにとらわれるあまり、ポジションを持つ時間や、ボジションの量を気にしていません。
「含み益のポジションを持つ時間」>「含み損のポジションを持つ時間」という部分を意識してポジションを調整してみてください。
地味ですが、確実に成績に反映されます。このような、リスクコントロールが上手くなると、勝率が下がっても利益が残ります。
時間を意識してポジションをカットする
考え方の一つとして「タイムストップアウト」の概念も参考にしてみてください。
タイムストップアウトとは、設定された価格でポジションを手じまうのではなく、時間でポジションを精算するテクニックになります。
前述したように、含み益のポジションを長く持ち、含み損のポジションを長く持たないようにすれば、単純に利益が残りやすくなります。
なのでタイムストップアウトはオススメのリスクコントロール方法です。
不透明な状況におけるリスクコントロール
また、相場の先行きが明らかに「不透明な状況」の場合もリスクを減らします。
具体的には、政策金利の発表前や、リバランスが想定される月末、ポジション調整が懸念される週末、最近であればCPIなどの重要指標前などにリスクを増やさないことも大切です。
こういった局面でリスクを取りすぎると、ギャンブルに近くなってしまうからです。
まとめ
リスクコントロールの重要性について分かっていただけたのではないでしょうか。リスクコントロールは地味ですが、収益に直結する重要なテクニックです。
勝てない原因がリスクコントロールあると疑ってみてくださいね。
では、また!