どうも、塚田です。
今回は、本当に価値のあるお金の使い方というテーマで、お伝えしていきたいと思います。
あなたは、「価値のあるお金の使い方」とは、どんな使い方だと思いますか?
近年では、一時期、FIREという考え方がブームとなりましたね。
平たく言えば、「コツコツ投資をしていって、不労所得を得られるようになったら、早期リタイアを目指す」という考え方ですね。
貯金と早期リタイアの問題点とは?
日本人的気質からすると、貯金をして、コツコツ資産を増やしていくという考え方は、心理的抵抗が少ない人が多いのではないでしょうか。
ですので、このFIRE的考えに人気が集中したのは頷けます。皆貯金が大好きなのです。
一方で、僕は、貯金や早期リタイアということに意識が向くあまり、本当に価値のあるお金の使い方を出来ている人は少ないと感じます。
あまりに、早期リタイアに意識を向けすぎると、人生の充実度が下がってしまうからです。
そもそもFIRE的思考の決定的な問題点は、価値を得るタイミングを「現在」ではなく「未来」においている点です。
つまり、言い換えれば、現在の充実を多少は犠牲にして、将来の果実を得ることを目的としています。
なので、未来の安心を得るために、「今」の充実を減らしてしまう可能性があります。これは、大きな問題です。
年齢によりお金の価値は変化する
もちろん、将来の為に、一時的に我慢をして資金を貯めたり、準備をすることは必要ですので、それは構いません。
しかし、多くの人は、「年齢が持つ価値」、つまり「若さの価値」を軽視しているのではと思います。
正直、老後に沢山のお金を持っても、それを上手く使い切るのは難しいです。
例えば、僕の父にしても、60代で腰痛に悩まされ、満足に動くことができません。
この間は、親戚一同でプールに行ったのですが、プールに入って少し動いただけで、翌日ぎっくり腰になっていました。
父に100万円渡して遊んで来ても良いよといっても、若い頃と同じようにパァっと使い切ることはできないでしょう。
老後の備えを気にしすぎてはいないか?
多くの人は、「老後の備え」ということに対して、異常なまでに執着しています。
「退職金がいくらだから……」とか、「年金が……」と、そういったことに執着し、頭を悩ませています。
老後に不安を感じるのは、生存欲求によるものなので、とても強く、多くの人を支配しています。
しかし、実際は、歳をとればとるほど、生活に必要となる金額は減っていきます。
お年寄りになってまで、豪遊している人ってなかなかいないですよね。
そういえば、この間回転寿司に行った際に、老夫婦が前でお会計をしていてたのですが、二人で990円という金額に驚きました。対して、こちらは一人単価1500円ぐらい。
歳をとるほど、食べられる量は減っていきますし、消費できるものの選択肢は少なくなっていきます。
老後でお金持ちになっても、お金を使って得られる価値は変化していきます。
若い時の方が、合理的にお金が持つ価値を最大化することができます。
お金を有効に使える時期に、コツコツと貯めるだけでお金を使わず過ごし、身体の不自由な老後に、お金を沢山持ち過ごすというのは、非合理的だとは思いませんか?
まとめ
僕が言いたいのは、何も貯金は無駄だから、好き勝手使っていこう、ということではありません。
お金の価値を最大限の享受できる若いうちにお金を使わないと、歳をとってお金を使うよりも得られるものは少なくなるよ。ということです。
例えば、ハワイにバカンスにいくとしても、90歳で行ったら、海に入って泳ぎたいなんて思わないでしょう。
今しかできないことや、家族との思い出には、惜しまずお金を使っていくことをオススメします。
そうして、お金を使っていっても、自分が死ぬときに無一文になるイメージは湧かないのではありませんか?
大抵は、お金を残して死んでいくのです。そして死後の世界ではお金は不要です。
一度きりの人生。有意義なお金の使い方をして、是非人生を充実させてください。
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