相場では一定のパターンは発生しますが、そのパターンが発生する状況は千差万別になっています。
勝ちやすいパターンを覚えさえすれば、トレードで利益を出せると思い込んでいる人があまりにも多いですが、実際はそうではなく、勝ちやすいパターンが「どの局面で発生するか」の方が圧倒的に重要です。
今回は15分足でブレイクアウトが発生している局面を例に出して説明をします。
15分足でのこのようなパターンは、典型的なブレイクアウト後の押し目買いのパターンといえるでしょう。
このパターンだけを見ると、押し目買いのトレードに適していると判断が下せそうですが、上位時間軸(15分より長い時間足)の動きはその時によって様々です。
①上位時間を見てみると下値を切り下げている、明かなダウントレンドの局面。
②上位時間のボラティリティが収縮していて、レンジになりやすい局面。
③ダウントレンドだが、サポートから反発上昇している局面
④上位時間で高値を切り上げている、アップトレンドの局面。
⑤上位時間軸はアップトレンドであるが、レジスタンスから反発下落している局面。
同じ「15分足でブレイクアウト」と言っても、
上位時間軸の状況はその日により様々で、とるべき対応は全く異なります。
上位時間軸の状況はその日により様々で、とるべき対応は全く異なります。
①の状況で押し目を狙うのと、④の状況で押し目を狙うのとでは、
トレードの精度がかなり変わるでしょう。
トレードの精度がかなり変わるでしょう。
これはトレンドフォローのトレードのパターンですので、
上位時間で同じ方向にトレンドが発生していることが勝ちやすい条件になりますし、
反対にレンジトレードだったら、ボラティリティが収縮してきているポイントを狙っていけば勝ちやすくなる訳です。
上位時間で同じ方向にトレンドが発生していることが勝ちやすい条件になりますし、
反対にレンジトレードだったら、ボラティリティが収縮してきているポイントを狙っていけば勝ちやすくなる訳です。
「テクニカルAがこうなったらエントリーすれば間違いない」
「テクニカルBがこうなったら決済すれば間違いない」
という単純なものではありません。
このあたりがトレードを機械化するのに難しい理由ですね。
「押し目買い」というトレード自体は単純ですが、
すべてをストレスなく判断し実行するには熟練された経験が必要になります。
すべてをストレスなく判断し実行するには熟練された経験が必要になります。
全ての相場に通用するパターンやテクニックは存在しないと理解し、
柔軟に対応できる技術を身に付けましょう。
柔軟に対応できる技術を身に付けましょう。