アベノミクスと呼ばれている一連の経済政策から、昨年以降日本株が上昇を続けています。
それに連れられて今後の相場展望についての質問が多々寄せられます。
「投下資金が2倍になったんですが、これからの戦略はどうしたら良いでしょうか?」
「日経平均株価はどこまで上がるんでしょうか?」といったような質問です。
(FXのブログなのに・・・)
(FXのブログなのに・・・)
この点につきましては「現在の相場はボラティリティの高い上昇相場である」という客観的な判断しか言えません。
勝手な予測をブログで述べることもできますが、私の予測に基づいて今後の運用方針を決めてもらいたくはないです。
ブログの相場予想を信じてトレードして負けた場合には「クソッ!あんなサイト見なけりゃよかったよ!」と思いますし、反対に自分の判断に従ってトレードして負けた場合は「やっぱりあのブログに従っておけばよかった・・・自分は間違っている・・・」となるからです。
これは極めて危険な状態であると思います。
そもそも私の資産の中で日本株が占める割合は極めて低いので、トレードで負っているリスクの割合が全く異なります。
私が少ない日本株をバイ&ホールドするのと、日本株式を全力買いしている人が、バイ&ホールドするのとではリスクが全く違ってきますよね。
私は日本株がどうなろうとたいした問題はありませんが、信用全力買いしている人ではそうはいかないと思います。
もちろんリスクをとった分の高いリターンは期待できますが、かといって他人から聞いた情報でポジションを建てることはギャンブルと変わりません。
このあたりはアベクロ相場と呼ばれる、現在の円安相場も考え方は同じです。
「これからドル円はどうなりますか?」と聞かれても、私にはわかりませんし、知る必要はありません。
一つだけ言えるのは今後上昇相場に乗って資金が何倍に増えようとも、「自分はトレードの才能がある」と錯覚しないことでしょうか。
自分に才能があると勘違いしてしまうと、大抵は手痛いしっぺ返しを食らうことになります。
「自分は運が良かったんだ」と思っているのが、今後の為にも一番良いと思います。
「勝って驕らず、負けて腐らず」の姿勢ですね。
投資や投機はあくまで自己責任ですので、最終的な判断はご自身で判断するようにして下さい。