ドンチャンルール・タートルブレイクアウトから学ぶ

ブレイクアウト

偉大なトレーダーのブレイクアウトルールの中で、
「ドンチャンルール」と、「タートルブレイクアウト」という有名なトレードルールがあります。

これら二つのトレードルールは驚くほどシンプルです。
【ドンチャンルール】

・終値が、過去の40期間の最高値を更新したら仕掛ける。


・終値が、過去の20期間の最安値を更新したら手仕舞い。
【タートルブレイクアウト】

・終値が、過去の20期間の最高値を更新したら仕掛ける。


・終値が、過去の10期間の最安値を更新したら手仕舞い。
タートルブレイクアウトは、
リチャードドンチャンの「ドンチャンルール」からインスパイアされたものです。

このトレードルールは、
「一定の期間内の高値や安値を更新したタイミングでトレードを仕掛け、手仕舞いする」
という非常にシンプルのものですね。

現在の相場でこのルールをそのまま実践しても利益は出ませんが、
このトレードルールから学ぶことはとても多いと思います。
このトレードルールの特徴は、トレンドが継続していて、
高値や安値を更新し続けている限りはポジションを保有し続ける、
トレンドフォローのシステムになっていることです。
「高くなったら買い、安くなったら売る」
ということは消費者感覚が染みついているトレードからすれば
実行するのはとても困難に感じるでしょう。

また、人間の本能が利食いを伸ばすことを嫌うようにできていますので、
利食いを伸ばすことがそれだけ難しく、利益を伸ばすことで得られる優位性というものも大きいのだと思います。
しっかりとトレンドフォローすることができれば、
例え勝率が30%ぐらいでも利益が残る訳ですね。

9割の参加者が、「これだけ動いたんだから、さすがにトレンド転換するだろう・・・」
と思っているポイントから、相場はまだまだ動いていきます。
では、

「利食いを伸ばしたいけれども、伸ばせない!]


「どうしても利食いを早くしたくなってしまう!」

という人間の本能はどのようにして変えていけば良いのでしょうか?
損大利少から損小利大に考え方を変えていくには、
その為のトレーニングを行うと良いと思います。

記事の初めに紹介した、
「ドンチャンブレイクアウト」のルールで実際にトレードを行い、
利食いを伸ばす練習をしてみると良いと思います。

多少なりともお金がかかっていないと真剣にトレーニングを行えませんので、
デモではなく、実弾で行うことも大切です。(1000通貨単位や1万通貨単位など)

トレーニングの途中で、たとえ損失が発生しても、
辞めることなく1ヶ月は続けてみることです。

トレード自体の勝率はかなり悪いですが、
いくつかのトレードで大きな利益となるトレードが発生すると思います。

大切なのは、利食いをしないでポジションを放っておくと、
どんどん利益が増えていく感覚を掴むことです。
このトレーニングを終えれば、
早い利食いが確実に治る保証はありませんが、
何かしらの変化のきっかけになるのではないかと思います。

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利食いがどうしても早くなってしまう場合や、トレンドフォローに抵抗がある場合は実践してみて下さいね。

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ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。