FX一生勝てない?完璧主義の沼。

こんにちは、塚田です。

今日は、FXで中々勝てないと考えている場合に考えてみてほしい「完璧主義の沼」についてお伝えしたいと思います。

あなたが中々結果出ないのは、もしかすると完璧主義の沼にハマっているからかもしれません。完璧主義の沼とは、几帳面な性格や論理的な性格が災いして、かえって苦戦する現象です。

なぜFXで完璧主義になってしまうのか?

なぜ完璧主義になってしまうのかというと、それは僕たちが元々持っている気質によるものが影響しています。

何事もキッチリやりたいと思うのが、我らが日本人的気質というものではないでしょうか?

幼少からの学校教育では、数学の公式を学び、問題には必ず答えが用意されていたからです。

「よく分からないものは、気持ち悪い!」と思うのは普通のことですよね。

しかし、そうした標準的な考えを持った人がマーケットの(相場)世界に入ると激しく混乱することになります。

なぜなら、マーケットは非常に混沌とした場所であるからです。

これほど底の見えないブラッボックス的な環境は他にはないでしょう。

ランダムウォークとカオス

答えが出ない、不透明な状況は日常茶飯事で、日々不可解な値動きが起きることが多々あります。

相場は完全なランダムではありませんが、ランダムに近いことがよくあるということです。

そんな中で全てをキッチリやろうと思うと中々上手くいきません。

 

たまに、「パチンコやスロットなどが強い人はFXも上手い」という話も良く聞きますが、個人的には、それは半分は正しいと思いますが、半分は正しくないと思っています。

なぜなら、パチスロは機械相手であるのに対して、トレードは人が相手だからです。

だから、確率思考をするだけでは足りません。確率思考なんて誰でもやっていますから、「対人戦」のマーケットで勝ち続けるには一歩進んだ理解が必要になります。

先程言ったように、マーケットはカオスであるということが、一つの相場真理です。

そうしたカオスの中に一部ランダムでない部分があるのでその部分だけ、利益を取るというようなイメージが必要です。

ピンポイントで天底を捉えられるという幻想

元々カオスに満ちた場なので、マーケットで相場予測がピタリと当たることは殆ありません。

一般的なシグナルインジケーターを見ると、天底を確実に捉える高精度のシグナルがあるのでは?と思ってしまうのではないでしょうか?

僕も初心者時代には、完璧なシグナルかどこかにあると思っていたことがありました。

しかし、先程も言ったように、マーケットの大部分はカオス(混沌)であるため、どんなに優れたシグナルであっても、ピンポイントで天底を捉えることはできません。

できたとしても、それはたまたま条件がハマった都合の良い部分を抜き出しているだけなのてす。

条件に合致しないところでポジションをとれば、高精度のシグナルでも全く勝てないからですね。

(参考リンク)「FXで勝てない仕組み」を徹底解説!勝ち組を目指すなら必見。

ランダム性が高い相場で利益を出すには?

では、そういったカオスな相場で、どのように利益を出すのでしょうか?

ランダム性が高いこのFXというゲームを制するには、優位性を理解することが必要になります。

(参考リンク)FXで優位性のある手法とは何か?勝ち組トレーダーの考え方。

なので、まずは優位性について正しく理解しておきましょう。

完璧主義を捨てたトレード

より具体的な運用方法に関しては、完璧主義を捨ててトレードをすることです。

ポジションを取る際には、買ってすぐに上がると思わない、売ってすぐに下がると思わないことが大切です。

「買い下がる、売り上がる」または、「買い増しする、売り増しする」といったポジションのコントロールが必要になります。

結局ピンポイントでエントリーを行うのが難しい以上、天底を捉えることにやっきになってはいけません。

ポジションを分割で入れていき、平均取得単価とポジション量をある程度平均化できれば充分だと考えます。

ポジションの分割売買に関しては以下の記事も参考にしてください。

(参考リンク)FXピラミッティングで利益を最大化させ、資金管理の力で勝つ方法を具体的に解説。

ラインの完璧主義 

また、ライン分析においてもピッタリ止まることはめったにありません。

教科書的な動きは殆どなく、オーバーシュートや、ラインの手前で反発することなどがザラにあります。

ピンポイントで止まらない理由は、相場に参加しているのが機械ではなく、人が参加しているからです。

人が参加していれば、「サポートで反発する前には決済しておこう」という人もいれば、「サポートまで待ってから決済しよう」と考える人もいるわけです。

なので、ピッタリ止まることは少なく、逆にこういった節目では、思惑が交差して不安定になることがあります。

最近はアルゴリズムトレードが盛んになっていると言われていますが、アルゴリズムも人が管理しているので、大きな視点で見れば「対人」ということになるのではないでしょうか。

完璧主義を使い分ける

今回お話したように、マーケットの基本的な性質はカオスであるということを頭に入れておくようにしましょう。

そうすれば理不尽な動きをするマーケットの動きにも翻弄されること少なくなります。

何もかも完璧にしたい、自分の思い通りにしたいと思うと、返って難しくなる場合があります。

 

ただ完璧主義自体が悪い訳でもありません。要はザックリと考える部分と、ぎっちりと考える部分を分けて考えられれば良いのです。

完璧主義は、リスク管理などにはプラスに働くからですね。

完璧主義を使い分けて、沼にハマらないように気をつけてください。

きっと勝ち続ける為の重要なヒントになると思います、参考にしてください。

(参考リンク)環境認識、マルチタイムフレーム分析をしても勝てない理由。

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ABOUT US
Tatsuya Tsukada
1988年、山梨県生まれ。株式会社JOE代表取締役。 僕は資産運用のプロです。メルマガの読者は1万5000人を越え、現在はトレードをする傍ら、複数の会社を経営しています。 2012年よりブログを開始。トレードスクールの運営を行い3000名を越える受講生がいます。また24fitnessサイボディの創業者として経営に携わっています。