FXで勝てない7つの理由｜勝てるトレーダーになるための10のポイントを徹底解説

「FXで勝てない」「FXを始める前に勝ち方を知っておきたい」と考えている方も多いでしょう。

FXで必ず勝てる方法は存在しませんが、勝てない理由は存在します。

また、FXで勝てるトレーダーになるための行動や習慣を身につければ、勝率を上げることは可能です。

そこで本記事では、FXで勝てない理由と勝てるようになるポイントについて詳しく解説します。

FXで勝てない7つの理由

FXで勝てない人には、以下のような原因が考えられます。

1. 損切りができない
2. レバレッジが高すぎる
3. 相場のトレンドがわかっていない
4. ロスカットラインを把握していない
5. 意味もなくポジションを持ってしまう
6. FX会社のコストが高すぎる
7. 感情や勘でトレードしている

どの原因も、FX初心者の方が陥りがちな状況です。

そこでFXで勝てない7つの理由について詳しく解説します。

①損切りができない

損切りができないトレーダーは負ける可能性が高くなります。

損切りとは、損失があらかじめ決めた一定のラインを超えた場合にポジションを決済し、損失を確定する方法です。

損切りをすることによって確かに損失が確定してしまいますが、そのままポジションを持ち続けることによるさらなる損失の拡大を防止できます。

また損切りによってポジションを決済すれば、翌日は新たな視点で取引を再開できます。

損切りができずにポジションを持ち続けてしまうと、損失額が膨らんでしまうため、勝てないトレーダーの特徴といえます。

②レバレッジが高すぎる

高すぎるレバレッジで取引している人も、FXで勝てない傾向にあります。

レバレッジが高すぎると、少しの値動きによってあっという間にロスカットラインに到達してしまいがちですので、取引が続けられません。

レバレッジを高く設定すれば大きな利益を狙えますが、損失も大きいので初心者には高リスクです。

そのためFX初心者の方はレバレッジは10倍程度に留めておき、あまり大きなレバレッジを狙わないようにしましょう。

③相場のトレンドがわかっていない

相場のトレンドがわかっていない人もFXで勝てないでしょう。

FXにおいては相場の流れをつかむことは非常に重要であり、今が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかがわかれば、流れに乗ったポジションを保有して利益を出せる可能性が高まります。

「ファンダメンタル分析」や「テクニカル分析」などの基礎をしっかりと理解していれば、相場のトレンドをつかむことはそれほど難しくありません。

トレンドの流れをつかんでエントリーすることを意識できるようになるために、まずは基礎的な知識を身につけましょう。

④ロスカットラインを把握していない

ロスカットラインを把握していない点もFXで勝てない理由の1つです。

FXでは追加証拠金の発生を防ぐために、損失が証拠金維持率の一定ライン以下になったら強制的にポジションを決済する「ロスカット」という仕組みがあります。

ロスカットラインはFX会社によって大きく異なり、100%を下回ったら決済するところもあれば、30%以下というところもあります。

ロスカットラインがどのラインなのか把握していないと、ポジションをどの程度まで保有し続けるべきなのかの戦略を描けません。

場合によっては、「気づいた時にはロスカットになってしまった」という可能性もあるので、「ロスカットラインはどこなのか」「ロスカットにならないために証拠金はどの程度用意しておけばいいのか」をしっかり把握しておきましょう。

⑤意味もなくポジションを持ってしまう

あらかじめ決めたエントリーのタイミングでもないのに、ポジションを持ってしまう人もFXで勝てないトレーダーの特徴です。

とにかくポジションを持ちたがる人のことを「ポジポジ病」などと言いますが、ポジポジ病の人はポジションを持っていないと落ち着かないので「今ポジションを持てば勝てる」というチャンスでもないにも関わらず、むやみにポジションを持ってしまい損を出してしまいがちです。

ポジションは根拠がある時に持つべきであって、気分で持つものではありません。

そのため、無意味にポジションを持つことは控えるようにしましょう。

⑥FX会社のコストが高すぎる

利用しているFX会社のコストが高すぎるケースでも勝てない場合があります。

FX会社のコストは、主に次の2つです。

• 取引手数料
• スプレッド

最近ではほとんどのFX会社が取引手数料無料としているので、基本的にはFX会社を利用してかかるコストはスプレッドです。

スプレッドとは買い値と売り値の差であり、スプレッドが広いと、しの値動きでは利益が出せません。

「スプレッドが狭い会社で取引をしていれば利益を出せたのに」というケースは多々あるので、少しの値動きでも利益を出しやすいよう、できる限りスプレッドが狭いFX会社で取引することをおすすめします。

⑦感情や勘でトレードしている

論理的な根拠がなく、「上がるかもしれない」「今日は少し儲けたい」などの感情や勘でトレードする方もFXで勝てないトレーダーの特徴であり、典型的なFX初心者の負けパターンです。

エントリーする際には「ファンダメンタル分析」や「テクニカル分析」によって冷静にタイミングをはかり、論理的な根拠に基づくことが重要です。

「ポジションを持ちたい」「すぐにお金を稼ぎたい」このような感情が働き、エントリーをしようと思った場合でもぐっと堪えて冷静に市場を分析し、「今なら勝てそう」と判断できるタイミングまで待ちましょう。

FXで勝つための10のポイント

FXで勝つためには、以下の10のポイントを押さえてトレードするだけで結果を大きく変えられるでしょう。

1. デモトレードで操作に慣れる
2. 無理のないトレードスタイルを決めて守る
3. 自動売買ツールの利用も検討する
4. クロス円の通貨ペアを選ぶ
5. 相場の分析を怠らない
6. トレンドに乗れるタイミングを覚える
7. 資金管理を徹底して証拠金維持率をキープする
8. 感情に左右されて取引しない
9. 損切りのルールを決めて絶対に守る
10. 毎日の取引記録をつける

どのポイントもそれほど苦労せずに身につけられる習慣やトレードスタイルですので、しっかりと押さえておきましょう。

①デモトレードで操作に慣れる

初心者の方はまずはデモトレードで操作に慣れましょう。

デモトレードとは、架空のお金を使って実際の取引画面を操作することです。

FXではエントリーや決済のタイミングでスピーディーに操作できないとチャンスを逃してしまうケースもあります。

そのため、デモトレードで画面の操作にしっかりと慣れておきましょう。

②無理のないトレードスタイルを決めて守る

自分の生活にとって無理のないトレードスタイルをあらかじめ決めて、そのスタイルを守ることが重要です。

会社員の方であれば、取引に集中できるのは主に平日の夜ですので、例えば「毎日21〜23時」など取引する時間をあらかじめ決めておき、その時間内にエントリーと決済を完了させるようにしましょう。

ルールを守らずに取引しても集中できないので、生活に無理のない範囲で取引を行いましょう。

③自動売買ツールの利用も検討する

ルール通りに取引したいならば、自動売買ツールの活用も検討しましょう。

自動売買ツールとは、「利益何％」または「損失が何％」になったらポジションを決済するといったトレードのルールを決めておくだけで、あとはシステムが自動的に売買を行ってくれるシステムです。

感情に左右されない機械的な取引ができるので、毎日決まった取引の時間を確保できない方は自動売買ツールの利用がおすすめです。

④クロス円の通貨ペアを選ぶ

FXでは様々な通貨ペアを選べますが、初心者の方はクロス円の通貨ペアを選ぶようにしましょう。

クロス円とは、米ドル/円やユーロ/円といった円と外貨の通貨ペアです。

外貨同士の通貨ペアの場合には、2つの国の事情を把握しなければなりませんが、クロス円ならば日本と他1つの国の事情だけでFXのトレードができます。

情報収集にかかる手間やコストがほぼ半分になるので、初心者の方はクロス円の通貨ペアを選択しましょう。

⑤相場の分析を怠らない

「ファンダメンタル分析」や「テクニカル分析」などの手法で、定期的に相場の分析をする癖をつけましょう。

最初のうちはネットや本などに照らし合わせて「今がどんなトレンドなのか」などと見るだけで大丈夫です。

繰り返し分析すれば慣れて来ますので、分析を継続することを心がけましょう。

⑥トレンドに乗れるタイミングを覚える

どんなタイミングでエントリーすればトレンドに乗れるのかということを覚えましょう。

初心者の方でも手っ取り早く勝つ方法が、トレンドに乗ることです。

この方法も相場の分析を行っていれば、「この動きはトレンドだ」ということがわかるようになります。

そのため、トレンドに乗るタイミングを覚えることを常に意識してください。

⑦資金管理を徹底して証拠金維持率をキープする

証拠金維持率は300%程度を意識してトレードしておけば安心です。

証拠金維持率が低いと、ロスカットのリスクがつきまとうので冷静なトレードができなくなります。

また突然大きな値動きが起こった場合、瞬時にロスカットされてしまう可能性もあります。

そのため、常に証拠金維持率を確認しておき、証拠金が不足していないかチェックしましょう。

余裕資金がなく、証拠金維持率300%をキープできない場合には、取引を控えることも検討した方がよいでしょう。

⑧感情に左右されて取引しない

感情に左右されて取引しないことも重要です。

取引は論理的に行うべきですので、エントリーする際も決済する際も「ファンダメンタル分析」や「テクニカル分析」などで根拠ある取引を行いましょう。

⑨損切りのルールを決めて絶対に守る

損切りのルールは必ず決めてから取引してください。

「損失〇〇％になったら」「毎日寝る時間になったら負けていても決済する」などと自分なりのルールを決めて、損失を早めに確定させてしまうことは損失を大きくしないために非常に重要です。

含み損を抱えたまま翌日以降に取引を持ち越す行為はリスキーですので、「定期的に損失は出るものだ」と認識して、一度決めた損切りのルールは必ず守って取引するようにしてください。

⑩毎日の取引記録をつける

毎日、取引記録をつけていきましょう。

「こんな状況で勝った」「この状況でエントリーしたら負けた」など、可能な限りわかりやすく記録しておけば、「どんな状況で取引したら勝てるのか（負けるのか）」という経験値を自分の中で蓄積できます。

毎日のトレードは貴重な学習の経験でもありますので、大切な経験を無駄にしないよう、必ず取引の記録を残しておくようにしてください。

なお、毎日の記録をブログやSNSなどに記録すると、人に見てもらえるのでモチベーションアップに役立ち、意見ももらえるため学習効率が上がります。

どうしても勝てない時に試したいこと4選

FXで必ず勝てる方法などありません。

どんなに儲けているトレーダーでも負けが続くことは日常茶飯事です。

そんな時は、以下のようなことを試して気分や視点を変えることも重要です。

1. チャートを離れて気分を切り替える
2. デモトレードで新しい手法を試してみる
3. サポートツールを活用する
4. YouTubeやブログなどでトレーダーの情報を集めてまねる

どうしても勝てない時に試してほしい4つの方法をご紹介します。

①チャートを離れて気分を切り替える

どうしても勝てない時には、チャートから離れて気持ちを切り替えることも重要です。

勝てないからと言ってチャートに張り付いていると、精神的に余裕がなくなり視野が狭くなるので、ますます勝てるチャンスを逃してしまいます。

そのため勝てない時は、しばらく取引から離れてみることも大切です。

②デモトレードで新しい手法を試してみる

デモトレードや超少額の取引で、新しい取引手法を試してみることも大切です。

自分の手法では勝てないタイミングだとしても、他の手法であれば勝てるケースも珍しくありません。

また他の方法を試せば、自分の手法のメリットデメリットを見直すよい機会にもなるので、勝てない時にはデモトレードで新しい手法を試して視点を変えてみましょう。

③サポートツールを活用する

FX会社には様々なサポートツールが用意されていますので、勝てない時にはこれらのサポートツールを活用してみる方法もあります。

自分では「トレンドだ」と思っていても、サポートツールの専門的な分析では正反対だったという結果が出る場合もあります。

慣れてくるとサポートツールを使わなくなる人も多いですが、勝てない時には改めて活用してみるのもおすすめです。

④YouTubeやブログなどでトレーダーの情報を集めてまねる

勝てない時には、勝っている人の意見を聴く方法も良いでしょう。

YouTubeやブログなどで発信しているトレーダーは勝っている人が多いので、どんな風に取引しているのか情報を収集しましょう。

まとめ

FXで必ず勝てる方法は存在しません。

しかし、勝てないトレーダーには共通点があります。

まずは自分が勝てないトレーダーの特徴に該当していないか確認しましょう。

勝てるトレーダーになるためには、自分のトレードスタイルや生活などを見直して、ルール通りに取引することが重要です。

自分なりのルールを決めて、ルール通りにトレードすることを継続していきましょう。