こんにちは、塚田です。今日は、FXの練習法についてです。
一般的に推奨されているFXの練習方法は、過去チャートでの検証や、デモトレードなどが推奨されていますが、FXで上達するには、バーチャルな練習方法は、あまり意味がありません。
その理由は、FXなどの金融商品の売買は、極めて「メンタル要素が強いゲーム」であるからです。
(参考リンク)「FXで勝てない仕組み」を徹底解説!勝ち組を目指すなら必見。
もちろん、数学的な要素もありますが、市場の構造はマネーゲームであるので、基本的には「対人戦」の要素が強くなります。
故にゼロサムゲームであり、投機的なトレードを行う場合は、騙し合いが日常的に行われることになります。
中長期的のトレンドでは、ファンダメンタルズに収束して動くことが多いですが、短期になればなるほど、そうした側面が強くなります。
つまりはFXは心理戦の要素が強いということ。
そして、心理戦なので、お金が絡み、心理的に揺さぶられる局面が何度もあります。
バーチャルな画面で取引をしても、本質的な練習にはならないということです。
リアルな心理戦を経験&失敗が必要
なので、本当に上達を目指すのであれば、実践トレードで「リアルな心理戦を経験する」ことが必要不可欠になります。
「多くの金額を失って、胃が痛むような思いをした」「急激に利益が乗って、高揚した」このような思いは、リアルトレードでしか経験できないからです。
なので、チャートを眺めることでは上達はしませんし、デモトレードをしても上達はしません。
本当に上達に必要なのは、心理戦を経験しながら、思考を重ねること。
そして、その上で、失敗を積み重ねることが必要です。
短期トレードで経験値を得る
なので、そういった意味で考えれば、初めのうちは短期トレードで練習をすることも理にかなっています。
例えば、中長期のトレードをする場合は、年に1回か2回程度のトレンドを狙うことになります。そうなれば、一度の利益は大きい反面、失敗をする機会も少なくなるからです。
スイングトレードの場合は、トレード回数が少ないですから、これは仕方がありません。
反対に、短期トレードの場合は、一日に数回売買をすることによって、失敗を重ねることができます。
失敗をしたあとに、必死に考え立ち直り、同じ失敗を繰り返さないようにするということが上達には必要です。
こうした経験を積むには、短期トレードの方がメリットがあります。
同じようにトレードをしたとしても、中長期のトレードとは、場数を踏める数が違うからですね。
そもそも、数ヶ月に一度しか無い金融イベントや、年に1回しか無い経済シンポジウムなどもあるので、場数を踏むには年月がかかります。
ちなみに僕自身は、中長期から短期トレードを中心に行い、キャリートレードのような超長期のポジションを持つことはあまりありません。
そして、今ではスイングがメインになってはいますが、初期の頃は、スキャルからデイトレをメインにしていました。
短期トレードと中長期のトレードの難易度の違い
ただ、短期と中長期のトレードでどちらが難しいかといえば、短期のトレードの方が難しいです。
それは、画面に張り付いてチャンスを待たなければならないという側面もありますし、利益に対する手数料の割合が短期トレードの方が大きいからです。
マイナーな銘柄を取引した場合には、短期トレードが成り立たない場合もあります。
なので、利益を出すのであればスイングトレードなどの中長期のトレードの方が遥かに簡単です、しかし、経験を積むには短期トレードの方が優れている場合があるということです。
失敗しない人はいない
トレードで失敗しない人はいません。
僕も何年やっても未だに信じられないようなミスをすることがあります。
それぐらい、ミスをしやすいものなので、大きな金額で取引をする前に数多くの失敗をしておくこと。
そして、確かな技術がついたあとで、レバレッジを上げて利益を増やしていかれると良いのでは無いかと思います。
レバレッジを上げるのはいつでもできますから、とにかく焦らずやっていくことが上達には必要です。
利益を出すのは技術がついてからと考えて、とにかくたくさんの失敗を積み重ねてください。
参考になれば幸いです。