こんにちは、塚田です。
今日は、相場の天底を当てる方法について少し話をしたいと思います。
投資、資産運用をされていれば、誰でも「高値掴み、安値掴み」をしたくないものですよね?
しかし、マーケットにおいて毎回天底を的中させるのは、至難の業であると言えます。
そこで、完全に的中することは難しいのですが、いつとは違った視点での考え方についてお伝えしたいと思います。
かなり精度は高いので、覚えておいて損はありません。
浅く広く情報収集をしている人の声
マーケットの天底を当てる方法は、あなたの周りにいる「情弱だけど、新しいものが好きな人」の話に耳を傾けることです。
あなたの周りに「浅く広く情報収集をしている人」や、特に深く考えずに「新しいものに飛びつく人」はいませんか?
投資や資産運用に興味はあるんだけど、あまり詳しくはない人、これからやろうと思っている人。
そんな人の話を聞く機会が多いのであれば非常にチャンスです。
なぜなら、そういった人の声こそ、大衆心理が一番分かりやすい形で表れてくるシグナルであるからです。
例えば、今年に入って、ビットコインなどの暗号通貨価格の上昇が目立ちましたが、これまで全く投資に興味が無かったような人が、突然「ビットコインって買ってる?」などど言い出した時には注意になります。
これは、典型的な売りサインで、こういったシグナルが出始めたら、相場は一旦天井を打ちます。
個人的にあった出来事として、ショッピング中に数年ぶりに合った知人から「NISA」ってやって方がいいの?と聞かれました。
他にも周りの数人からNISAについて聞かれていたので、天井は近いのではと感じました。
くしくも、その話を聞いた翌週で、株式市場がトップアウトしてマーケットは下げていくことになりました。
もちろん、それ以外にも株価が下落する要素は満載だったわけですが、「NISAは絶対に得する」「損はしない」というような思い込み、薄い知識で多くの人は参入します。
天底を当てる大衆心理
これは、たまたま「当たった」という訳ではなくて、しっかりとした理由があります。
それは、マーケットの価格形成が、「大衆心理VSプロ」という構造になっており、大衆心理として買いだと思ったところは過熱感があり、イグジットするタイミングであるからです。
反対に、大衆側が絶望感を持っており、「誰もこんなもの買いたくないよ、買うなんて馬鹿じゃないの?」と思っているところが、プロサイドからすると、絶好の買い場となります。
なので、こうした構造を知っていれば、日ごろ周りから聞こえてくる、大衆シグナルは、先行指標として有用なものになります。
あなたの周りにこうした大衆心理を体現したような人がいれば、そうした声には耳を傾ける価値があるんですね。
誰もが怖いと思っている時ほど、良いチャンスとなりますし、周りが騒いでいるときは逆に危険であるということです。
個人的には大きな投資を行うときのイグジットのタイミングとしてこうしたシグナルを参考にしています。
今は世間で何が注目されているでしょうか?何が過熱しているでしょうか?
役に立つと思いますので、是非考えてみてください。