最近いろいろな方とお話をして1番多かった質問は、
意外にも「検証」についての質問でした。
「どのように検証をすれば良いのか分からない。」
「どうすれば1番効率的な検証ができるのか?」
「どの検証ツールを使えば良いのかわからない。」
ということですね。
◆検証をする意味
まず、そもそも「検証をすることの意味」なんですが、
これはデータを取ることよりも、
多くのチャートを見ることに1番の意味があるのではないかと思います。
多くのチャートを見ることに1番の意味があるのではないかと思います。
多くのチャートを見ている人と、
あまり見ていない人とでは、見えている世界が全く違います。
同じ相場でも、ある人にとっては上昇トレンドに見えたり、
ある人にとっては下降トレンドに見えたりするわけです。
そして、どこが重要な高値や安値であるとか、
どこがレンジであるかなどは経験を積まないとわかりません。
これらの技術は、いくら知識だけ身につけても、
すぐに理解できるものではないでしょう。
◆どれぐらいの期間検証すれば良いのか?
で、どのぐらいの期間検証すれば良いのかというと、
「もうチャートを見たくない!!!」
と思うぐらいチャートを見た方がいいと思います。
利益を出しているトレーダーは、
チャートを広げて判断に悩むことはありません。
チャートを広げてすぐに相場の状況が分かるのです。
逆にそれぐらいのレベルになっていないと、
安定して利益を残すのは難しいと思いますので、
まずはひたすら検証をしてチャートを見ていきましょう。
◆どの検証のツールを使うべきか?
トレードの検証を行える主要なツールというと、
「ForexTester2」というツールと「裁量トレード練習くん」というツールが一般的です。
「裁量トレード練習くん」というツールは、
MT4をそのまま検証に使えるツールですが、
巻き戻しの機能が無かったり、複数時間を同時に動かすことができません。
反対に「ForexTester2」にはそういった不便な点はありませんが、
MT4では無いので、カスタムインジケーターは動作しません。
個人的には「ForexTester2」の方がオススメです。
◆どのようにして検証していくか?
使うツールがなんであれ、
1番重要なのは数多くのチャートを見ることだと思うので、
とにかく数をこなしていきましょう。
そしてデモトレードですので、
あまり結果やデータにはこだわらないことが大切です。
繰り返しチャートを見ていくことで、
曖昧だった知識が自分の中に落とし込まれて、
活きた技術に変わっていくと思います。
そして私のオススメの検証方法は、
ツールでの検証と平行して、小額でも良いのでリアルトレードを行うことです。
リアルトレードでしか分からないものがありますし、
そもそも真剣さが違うのでトレードの結果が大きく変わったりもします。
毎日続けることが大切だと思うので、
あまり細かいことにとらわれずに、
とにかく多くの経験を積むことをオススメします。
では、今回は検証についてでした。