どうも、塚田です。
世間では相変わらず、
サインツールとかトラリピといったものが話題になっているようですね。
楽なものに頼ってしまう気持ちは分りますが、
相場の王道といえば、ベーシックなトレードであり、
相場心理に沿ったトレードということになります。
でですね、「相場心理って何なんですか?」という質問をよくいただきます。
相場心理についてはいろいろな本も出ているんですが、
学者的に難しく説明している人も多いですね。
なんで難しく感じているかもしれませんが、
実は全然難しい話では無いです。
単純に、「買い手と売り手がいてどちらの勢力が強いのか?」ということと、
「敗者と勝者の勝負はどこで決着がつくのか?」という話です。
例えばもみ合いになっている「レンジ相場」の状況では、
売り手と買い手の力が拮抗している状態ですね。
この状態では決着が着くまでは、
どちらも激しく売り買いを行うので、同じような価格帯で推移することになります。
この状態は相場心理的には、双方が睨み合っている状態ですね。
そしてその睨み合いの状態がしばらく続きますが、
この状態が永遠に続くことはありません。
いつかは強者の資金によって、
この形成されたレンジが破られていくことになります。
そして弱者が「もうダメだ、損失に耐えられない!」とポジションを投げたときに、
ロスカットを巻き込みさらに価格が動いていくことになります。
これがブレイクアウトであり、トレンドの発生ですね。
つまり売り手か買い手のどちらかが「もうダメだ!」
とポジションを投げた時が決着ということになります。
そして再びそのポイントまで価格が戻ってきた場合には、
強者はそのポイントを死守しようとしますから、
そのポイントで押し目買いや戻り売りが入るわけです。
これがいわいる、サポートレジスタンスですね。
このように、相場では常に強者と敗者がいて、
その戦いによってチャートが形成されていきます。
なんで、全然難しい話ではないです。
トレードをしていて誰かに見られている気がしたり、
常に自分だけ負けている気がするのは、
常に弱者の心理で相場に参加しているからです。
敗者にならないためには、
決着がついたほうについていくことと、
勢力がすでにはっきりしている方についていくことです。
これをいつも言っている言葉に言い換えると、
「トレンドをフォローする」ということになります。
もちろんダマシもありますし、
トレンドフォローでも確実に勝てる訳では無いですが、
トレンドに乗ることで優位性を得ることができます。
後はひたすら、そのチャンスを待つことですね。