こんにちは、塚田です。
今日は、時間足の考え方についてご質問があったので、お伝えしていきます。
「ライフスタイルによって違いはあると思いますが、どの時間軸でタイミングをとっていいか判断に迷います。何か基準のようなものはありますか?」
というご質問です。確かに、どの時間足でトレードをすればよいのかは、非常に悩ましい問題ですよね。
もしあなたが、どの時間足でトレードすれば良いのか迷っている場合は、今回の記事を参考にしてみてください。
相場のスピードと時間足
まず、基本的な考え方として「相場の動くスピード」と「時間足の関係」いうものを理解しなければなりません。
当たり前と言えば当たり前なのですが、相場の動くスピードが速い場合は、短期の時間足でタイミングをとったほうがタイミングが合います。
例えば、これは、先週のCPI発表時のドル円の1分足チャートです。
・1分足チャート
相場の動きは速いのですが、1分足チャート上では、戻りをつけているチャートになっていますね。
・1時間足チャート
しかし、これが1時間足ともなれば、1時間足チャートではタイミングをはかることはできません。
つまり、相場の動くスピードが速い場合は、短期の時間足でタイミングをとったほうがタイミングが良くなりますが、相場の動くスピードが遅い場合は、眺めの時間足でタイミングをとった方がタイミングが合うということになります。(区切っている時間が違うので、当たり前ではありますが・・・)
なので、「この時間足でトレードしておけば完璧!」「この時間足でトレードしておくのが一番良い!」といった基準が存在しないんですね。
できるならば、相場の速度にあって、インするタイミングを決める時間足を変えられるのが理想ではあります。
一般的なイメージと実際の違い
正解はありませんが、多くの人が時間足について持っているイメージと、実際の違いがいくつかあります。
例えば5分足でトレードをするというと、ものすごく頻繁にトレードチャンスが訪れるように感じますが、実際はそんなことはありません。
5分足で売買した場合、デイトレードのタームで考えて、多くて一日に3回~5回ぐらい売買チャンスがある程度ではないでしょうか。
5分足と聞くとスキャルピング寄りに感じますが、実際は結構ゆっくりしているんですね。
そして、時間足が15分足となれば、1日に売買チャンスは1回~2回程度。
30分足となれば、1日に0回~2回程度となります。1時間足にすると、1日~3日に1回程度です。
あくまで僕の感覚的なものなので目安ですが、そういったイメージです。
結局どの時間足で売買すれば良いのか?
従って、相場の動くスピードに合わせて売買する時間足を短くしたり、長くしたりする、というのが一つの答えになります。
そして、イメージとしては、15分足以上の時間足でタイミングを計ると、デイトレードから、スイングトレード寄りのトレードタームになります。
ゆっくりとトレードをしたい場合は、最低でも15分足以上の時間足を基準にするのがオススメです。
逆に、5分足より下の時間足は、ある程度相場に貼り付ける場合でなければ、難しいのかなと思います。
■売買を執行する時間足
・非常にゆっくりとした売買がしたい(ポジショントレード)→【4時間足以上】
・ゆっくりとした売買がしたい(スイングトレード)→【15分足~1時間足】
・短期売買がしたい(スキャルピング、デイトレード)→【1分足~5分足】
上記売買回数は僕の主観的なものなので、絶対ではありません。目安程度に参考にしてください。
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